「Gen-2の使い方」という解説記事を開いて、その通りに公式サイトへ行ったのに、Gen-2という選択肢がどこにも見当たらない。画面が記事のスクリーンショットとまるで違う。そこで手が止まった人が、いまとても多いです。
原因はあなたの操作ミスではありません。Gen-2は世代交代で退場済みです。ただしRunwayというサービス本体は動いていて、アカウントもクレジットも料金プランもそのまま残っています。つまり、あなたが本当に知りたかった「文章から動画を作る方法」と「いくらかかるのか」は、いまも同じ場所で手に入ります。
gen2とは、動画生成AI「Runway」が公開した第2世代モデルGen-2の通称です。2026年時点で提供は終了しており、後継のGen-3・Gen-4・Gen-4.5に一本化されています。
gen2とは、Runwayの第2世代動画生成モデルの通称です

gen2とは、映像AIを手がけるRunwayが公開した動画生成モデル「Gen-2」の呼び名です。文章か静止画を1枚渡すと、数秒の短い映像が返ってくる仕組みでした。
前の世代であるGen-1は、すでにある映像の見た目を作り替える道具でした。実写クリップを渡してアニメ調に変える、といった使い方です。素材が手元にないと何もできませんでした。
Gen-2で変わったのはそこ。素材がいらなくなりました。文字だけで映像が出てくる体験は当時としては衝撃的で、「動画生成AI」という言葉が一般に届くきっかけになりました。カテゴリ全体の成り立ちは動画生成AIの基礎解説にまとめています。
言葉の指す範囲を先に整理しておきます。ここを取り違えると公式サイトで迷子になります。
| 言葉 | 実際に指しているもの |
|---|---|
| Runway | サービス本体の名前(会社名でもある) |
| Gen-1 | 既存映像を変換する第1世代モデル |
| Gen-2 | 文章・画像から映像を作る第2世代モデル |
| Gen-3 / Gen-4 / Gen-4.5 | 2026年時点で現役の後継モデル群 |
つまり「gen2」はサービス名ではなくモデル名です。ログイン後の画面でGen-2という項目を探しても、もう並んでいません。
では、そのGen-2はいま使えるのか。答えははっきりしています。
Gen-2はまだ使えますか?(結論: 使えません)

Gen-2は提供が終了しています。Runwayの生成機能はGen-3・Gen-4・Gen-4.5に置き換わりました。プラン構成とクレジットの仕組みは廃止後もそのまま続いているので、料金の考え方だけは古い記事でも通用します。
混乱の元は検索結果です。2023年から2024年に書かれた「Gen-2の使い方」記事がいまも上位に残り続けていて、画面の見た目も操作手順もすでに合いません。
Gen-2目当てで来た人がやることは1つだけ。Runwayに登録して、現行モデルで同じことをやります。文章から動画も、画像から動画も、入口は統合されています。現行画面での操作はRunwayの使い方ガイドが現在の仕様に沿っています。
移行で唯一つまずくのは、昔作った作品の再現です。モデルが変われば絵の質感も変わります。同じ指示文(AIへの指示の文章)を入れても、当時とまったく同じ映像は戻ってきません。
- 過去作の「同じ絵」を再現したい → 諦めた方が早いです
- やりたいことを作り直したい → 現行モデルの方が短時間で済みます
- 学習目的で当時の挙動を知りたい → 記事の情報として読む用途に留める
古い記事を読み込む時間があるなら、現行モデルを触った方が早いです。世代ごとに何が変わったのかだけ、先に押さえておきます。
Gen-1からGen-4.5まで、世代ごとの役割の違い
世代が上がるたびに、扱える尺と映像の安定感が伸びてきました。いまの選択肢はGen-3以降の3種類です。
| 世代 | 主な入力 | 位置づけ | 2026年時点 |
|---|---|---|---|
| Gen-1 | 既存動画+指示文 | 映像の見た目を変換 | 終了 |
| Gen-2 | 文章/静止画 | 文章から映像を作る初期世代 | 終了 |
| Gen-3 | 文章/静止画 | 現行モデル群の入口 | 提供中 |
| Gen-4 | 文章/静止画 | 一貫性を重視した世代 | 提供中 |
| Gen-4.5 | 文章/静止画 | 現行の最上位 | 提供中 |
つまり、初めて触る人が旧世代を選ぶ理由はもう残っていません。Gen-4系から入って問題ありません。
大事なのは、この3世代がすべて同じクレジット残高から引かれる点です。モデルごとに別料金を払う必要はありません。プランを1つ契約すれば、3世代を行き来しながら使えます。
ただし消費量は世代とモデルで変わります。速度重視のGen-4 Turboは軽く、最上位のGen-4.5は重い。同じプランでも、選ぶモデル次第で月に作れる本数は倍ほど動きます。
その「クレジット」がいくらで何枚もらえるのか。ここが一番知りたいところのはずです。
Runwayの料金はいくらですか?(無料+有料3段・月$15から)
Runwayは月額プランでクレジットが配られ、生成のたびに減っていく方式です。2026年8月時点で公式の料金ページが案内している構成は、無料枠を含めて次の通りです。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | クレジット/月 | 主な中身 |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | $0 | 125(登録時に1回きり) | ウォーターマーク付き、ストレージ5GB |
| Standard | $15 | $12 | 625 | ウォーターマークなし、4Kアップスケール、全モデル利用可 |
| Pro | $35 | $28 | 2,250 | ストレージ500GB、音声ツール、カスタムボイス |
| Max | $95 | $76 | 9,500 | 未使用分を1か月だけ繰り越せる、ProRes等の業務用形式、常時制作する人向け |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 個別 | 組織導入向け |
つまり、趣味で触るならStandard、仕事で毎週納品物を作るならProが基準線です。
年払いは月あたりが2割前後下がります。地味に効きます。ただし動画生成AIは1年で状況がまるごと変わる分野。最初から1年縛りを選ぶのは、正直おすすめしません。
月払いで3か月回して、クレジットを毎月使い切れているなら年払いへ。この順番が一番損をしにくいです。支払額そのものを削る工夫はRunwayの料金を抑える方法で別途まとめています。
もう1つ、見落とすと痛いルールがあります。クレジットは原則として月をまたいで繰り越せません。例外は最上位のMaxだけで、未使用分を1か月だけ持ち越せます。StandardとProで「多めのプランを保険で契約する」は、そのまま捨て金になります。
では無料枠だけでどこまでいけるのか。ここを勘違いしている人が多いです。
無料の125クレジットは「毎月」ではなく「1回だけ」
Freeプランは登録時に125クレジットが付きます。ここが最大の誤解ポイントで、毎月補充されるものではありません。使い切ったらそこで終わりです。
体験版と呼ぶのが正確です。試用期間ではなく、配給が一度きりの見本です。
さらに、Freeで作った映像にはウォーターマーク(透かしロゴ)が入ります。SNS投稿にも納品物にも使えません。出力の傾向を確かめる用途と割り切ってください。
エクスポートの解像度、保存容量、同時に持てるプロジェクト数にも制限がかかります。無料のまま運用するのは、現実的に無理です。無料枠だけで回したい人は無料で使える動画生成AIの比較も合わせて見ておくと、Runwayに課金すべきかの判断が早くなります。
有料へ切り替える判断は、次のどれかに当てはまった時点で十分です。
- 作った映像を公開する・人に渡す予定がある(ウォーターマークが致命傷になる)
- 1本目で理想の絵が出ず、指示文を作り直したくなった
- 月に3本以上コンスタントに作る見込みがある
- 1080pでの書き出しが必要になった
逆に「触って感触だけ知りたい」なら、125クレジットで足ります。無料版で十分。
ここまで整理すると、次は「自分の作る本数だと月いくらか」が知りたくなります。
作る本数から逆算すると、どのプランを選ぶべきですか?
プラン表を眺めるより、作る本数から逆算した方が早いです。5秒の動画1本あたりの消費量を基準にすると、必要なクレジットが見えます。
たとえばGen-4.5で5秒の動画を作ると1本60クレジット。月40本のSNS運用なら2,400クレジット必要になり、Proの2,250をわずかに超えるのでMaxプラン(年払い$76・9,500クレジット)の枠で回す計算になります。1本あたり約$1.9、日本円でおよそ285円です。
用途別に整理すると、こうなります。
| 使い方 | 月の本数 | 適したプラン | 目安 |
|---|---|---|---|
| 感触を確かめたいだけ | 数本で打ち止め | Free | 125クレジットで完結 |
| 趣味・個人の作品づくり | 月5〜10本 | Standard $15 | 625クレジットで足りる範囲 |
| 業務・SNS運用 | 週5本前後 | Pro $35 | 2,250クレジットが基準線 |
| 動画が本業 | 月40本以上 | Max $95 | 9,500クレジットで回す |
つまり、迷ったらStandardから入ってPro、が失敗しない順路です。
Maxは「動画制作が事業の中心」でない限りオーバースペックです。1か月の繰り越しはできますが、それ以上は消えます。月に数本しか作らない人が最初からここを選ぶと、毎月まるごと捨てることになります。
金額の目線が定まったところで、もう1つの落とし穴に触れます。「gen2」で検索して出てくるものが、Runwayとは限らないという問題です。
「gen2」で検索して別物が出てくるのはなぜですか?
「gen2」は世代を表すただの記号です。Runwayの専有名詞ではありません。だから検索すると、まったく関係のない製品が並びます。
代表的なのがTesla Optimus Gen 2(人型ロボット)です。2026年2月にはGen 3が生産準備完了と発表され、片手あたりの自由度がGen 2の11から22へ倍増したと公表されています。技術ニュースとして強いので、動画AIを探していると邪魔になります。
自動車のGenesis GV70/GV80の2026年モデルレビューも混ざります。ブランド名の一部が「Gen」で始まるためです。
見分け方はシンプルです。
- 動画生成AIの話 → 「Runway Gen-2」と社名をセットで検索する
- ロボットの話 → 「Optimus Gen 2」
- クルマの話 → 「Genesis GV70 2026」
つまり、探しているのがRunwayなら検索語に社名を足すだけで解決します。「gen2とは」だけで調べると、この記事を含めた解説と英語圏のロボット記事が混ざって出てきます。
Runwayに絞れたとして、では2026年にRunway以外の選択肢はないのか。ここも見ておきます。
Runway以外の選択肢と、乗り換えの判断軸
動画生成AIはRunwayの独壇場ではなくなりました。いま比較で名前が挙がるのはVeoです。かつて並び称されたSoraはWeb版・アプリともに2026年4月26日で提供を終えており、乗り換え先の候補からは外れました。Runway自身の最新モデルGen-4.5も、Veoとの比較で語られることが増えています。使い勝手はVeoの解説にまとめてあります。
選ぶ軸は3つに絞れます。
- 尺と解像度: 何秒の動画を何pで書き出したいか
- 課金方式: クレジット制か、定額使い放題か
- 既存の作業環境: 動画編集ソフトとの行き来が必要か
つまり、Runwayが強いのは「編集機能まで1つのサービスに入っている」点です。生成した映像をそのまま編集し、音の調整まで同じ画面で終えられます。サウンドトラック作成や音声編集のツールも同じサービス内に用意されています。編集ソフトとの棲み分けが気になるならRunwayとCapCutの比較が参考になります。
生成だけしたい人にはこの統合は過剰かもしれません。逆に、素材づくりから仕上げまで1本の流れで終わらせたい人には重宝します。
動画生成AI全体の並びを先に眺めたいなら、動画生成AIのカテゴリ一覧から他社の料金体系も見比べると、Runwayの$15という価格の位置づけがはっきりします。
判断軸が揃ったところで、初めて触る人の最短手順をまとめます。
2026年版|Runwayを今日から使い始める手順
Gen-2の解説記事にあった手順は、いまの画面では通用しません。現行の流れは次の通りです。
- 公式サイトでアカウント登録(初回125クレジットが付与される)
- 生成モードを選ぶ(文章から/画像から)
- 指示文を英語で入力する(日本語より英語の方が意図が通りやすい)
- 生成 → 出力を確認 → 必要ならクレジットを消費して作り直す
- 書き出し(Freeはウォーターマーク付き)
ブラウザで使うのが基本です。iOSには公式アプリがあり、同じアカウントでログインできます。Androidには専用アプリがないため、ブラウザ経由になり一部機能に制限が出ることがあります。
つまり、スマホだけで完結させたいならiOSが有利です。Androidユーザーはパソコンでの作業を前提にした方が安全です。
最初の1本で理想の絵が出ることは、ほぼありません。指示文を2〜3回書き直す前提でクレジットを見積もってください。125クレジットを「5本作れる」と考えると足りなくなります。
ここまでの整理 gen2=RunwayのGen-2はすでに終了。現役はGen-3/Gen-4/Gen-4.5で、全部同じクレジットから引かれます。無料は登録時125クレジットの一度きりでウォーターマーク付き。有料はStandard $15が入口、業務ならPro $35、月40本以上ならMax $95。年払いは2割安いが、繰り越しはMaxの1か月だけなので使い切れる確信が出てからで十分です。
編集部の評価
公開情報を突き合わせた上での率直な評価を書きます。
価格は破格ではないが、妥当です。 Standardの月$15で625クレジット。動画生成AIの相場としては標準的で、突出して安くはありません。ただしウォーターマークが消えて編集プロジェクトが無制限になる差は大きく、$15の価値はここで回収できます。
繰り越し不可のルールは正直イマイチです。 制作量が月ごとに波打つ人にとって、使い切れなかったクレジットが毎月消えるのは痛い。この設計のせいで「上のプランを保険で契約する」判断が取りづらくなっています。
編集機能まで揃っている点は圧倒的です。 生成した映像を別のソフトへ持ち出さずに仕上げまで終えられるのは、他社と比べたときの明確な優位です。素材づくりだけで終わらない人には重宝します。
Gen-2目当てで来た人への結論は一択。 過去バージョンを探すのはやめて、Gen-4系から始めてください。旧世代を使う理由が2026年時点で1つも残っていません。
注意点として、価格とプラン構成は変わります。 ここに書いた数字は2026年8月時点の公式料金ページの内容です。契約前に公式サイトで最新の金額を確認してください。動画生成AIは半年で構成が変わる分野です。
よくある質問(FAQ)
Q. gen2とは何のことですか?
動画生成AI「Runway」の第2世代モデル、Gen-2の通称です。文章や静止画から数秒の動画を作るモデルでした。2026年時点で提供は終了しています。なお「gen2」という表記自体は世代を表す一般的な記号なので、Tesla Optimus Gen 2など別製品を指す場合もあります。
Q. Runway Gen-2の料金はいくらですか?
Gen-2単体の料金という考え方はありません。Runwayはプラン単位の課金で、無料からMax(月$95)まで4段階です。有料はStandard $15、Pro $35、Max $95。年払いにすると月あたりはそれぞれ$12、$28、$76になります。この構成はGen-2の廃止後も続いています。
Q. 無料で使い続けられますか?
続けられません。無料プランの125クレジットは初回付与の一度きりで、毎月の補充はありません。加えて出力にはウォーターマークが入り、解像度や保存容量にも制限がかかります。公開する映像を作るなら有料プランが必要です。
Q. Gen-2の代わりにどのモデルを使えばいいですか?
Gen-4系をおすすめします。Gen-3・Gen-4・Gen-4.5がすべて同じクレジットから使えるため、追加費用なしで切り替えられます。速度とコストを優先するならGen-4 Turbo、品質を優先するならGen-4.5という使い分けになります。
Q. クレジットは翌月に繰り越せますか?
繰り越せません。月をまたいだ時点で未使用分は消えます。そのため「余りそうだから多めのプラン」という契約は損になります。使い切れる量から逆算してプランを選んでください。
Runwayの料金体系がつかめたら、次は他社と並べて見ると判断が早くなります。動画生成AIのカテゴリ一覧で各サービスの課金方式を比較しておくと、クレジット制と定額制のどちらが自分の作り方に合うかがはっきりします。月に何本作るかが決まっている人ほど、この比較で選択が変わります。


