英文メールを書くたびに、"I think" と "This is important" ばかり並んでしまいます。意味は通じるのに、読み返すとどこか幼く見えます。その悩みをほぐすのがQuillBotです。貼り付けた英文を、意味を保ったまま別の言い方に組み替えてくれます。
答えを先に置きます。英語を月に何千語も書く人は年払い$99.95の一択、たまに数行直すだけの人は無料版で十分です。分かれ目は「125語」という数字。
| 項目 | 答え |
|---|---|
| できること | 英文の言い換え・文法チェック・要約・翻訳・盗作チェック |
| 無料の上限 | 1回の言い換えが125語まで、モードは2種類 |
| 有料の値段 | 月$19.95/3か月$39.95/半年$79.95/年$99.95(実質月$8.33) |
| 向いている人 | 英語論文・海外向けメール・英語コンテンツ制作 |
| 向かない人 | 日本語で文章を書きたい人、AI検出を避けたい人 |
つまり、英語を書く量が多い人ほど得をする料金設計です。全体像から順に見ていきます。
QuillBotとは?何をするツールなのか

QuillBotとは、英文の言い換え(パラフレーズ)を軸にした英語ライティング支援ツールです。自分が書いた英文を貼り付けると、意味を保ったまま言い方を変えた候補が返ってきます。ここが核。
パラフレーズとは、単語や語順を入れ替えて、同じ内容を別の文に作り直すことです。類語辞典を引きながら自力で書き直す作業を、AIが一気に肩代わりしてくれます。
運営は米サンフランシスコのLearneo, Inc.。CliffsNotesやLanguageToolなどを抱える教育系プロダクト企業で、QuillBotはその1つという位置づけです。個人開発の小さなツールではありません。
言い換え以外の機能もひととおりそろっています。無料でどこまで触れるかを、公式ヘルプの記載に沿って並べます(2026年8月時点)。
| 機能 | 無料版 | Premium |
|---|---|---|
| 言い換え(Paraphraser) | 1回125語まで | 語数無制限 |
| 要約(Summarizer) | 1回1,200語まで | 1回6,000語まで |
| 翻訳(Translator) | 1回5,000文字まで | 文字数無制限 |
| 文法チェック | ほぼ全機能が使える | 高度な書き換え提案・トーン分析が追加 |
| 盗作チェック | 使えない | 月25,000語まで |
| AI検出(AI Detector) | 1,200語・1日10回まで | 制限解除 |
つまり、無料でも「触るだけ」なら一通り試せます。壁になるのは、どの機能も1回あたりの分量で切られる点です。
なお、日本語では「クイルボット」と読みます。検索では "quilbot" とlを1つ落とした綴りもよく使われますが、指しているのは同じツールです。
では、その言い換えで英文は実際どう変わるのか。
パラフレーズで英文はどこが変わる?

言い換えの効き目は、単調さの解消です。同じ主語・同じ動詞の繰り返しを、機械的にほぐしてくれます。
たとえばレポートで "This is important because..." を3回書いてしまったとします。QuillBotに通せば "This matters since..." のように表現を散らせます。文のリズムが変わるだけで、読み手が感じる非ネイティブ感はかなり薄まります。
英語は同じ語の反復を嫌う言語です。言い換えの引き出しの数が、そのまま文章の品位に直結します。ここが地味に効くところ。
モードは全部で何種類あるのか
QuillBotの言い換えには、トーンを切り替える「モード」が用意されています。公式ヘルプの一覧では、内蔵モードは9種類です(2026年8月時点)。
| モード | 効き方 | 無料で使えるか |
|---|---|---|
| Standard | 意味を保ちつつ自然に言い換える基本形 | 使える |
| Fluency | 文法を整えて読みやすさを優先する | 使える |
| Humanizer | 機械的な硬さを抜いて人の書いた文に寄せる | Premium |
| Formal / Academic | かっちりした文書・論文調に寄せる | Premium |
| Simple | 平易な語彙にくだく | Premium |
| Creative | 元の文から大きく離れた表現を出す | Premium |
| Expand / Shorten | 文を膨らませる/削る | Premium |
これに加えて、自分でスタイルを指定するCustomモードをPremiumでは好きなだけ作れます。無料で選べるのはStandardとFluencyの2つだけ。語数の壁と並んで、ここが最初のつまずきポイントです。
ただし、1つだけ約束してください。出てきた候補は必ず自分の目で読み直すこと。意味が微妙にずれた候補も普通に混ざります。丸ごと信じて提出するのは危険です。
言い換えが決まっても、文法が崩れていたら台無しになります。
文法チェックと要約はどこまで使える?

文法チェックは、実は無料でほとんど使えます。スペルミス、時制の崩れ、冠詞の抜け、句読点のずれ。この手の「明らかな誤り」の指摘に課金は要りません。
Premiumで足されるのは2つだけです。受動態や冗長表現を直す踏み込んだ書き換え提案と、文章のトーン分析。「間違いを消す」までが無料、「文章を良くする」が有料、という線引きで理解しておくと迷いません。
要約は、長い英文を数行に縮めたいときに重宝します。無料で1回1,200語、Premiumで6,000語まで。英語論文を読む前に中身を短くつかむ用途では、無料枠でも論文1本分の下見くらいは回ります。
ただし要約は「元の文から要点を抜く」処理です。大事な条件や例外が丸ごと落ちることがあります。事実関係の最終確認だけは自分の目でやります。ここは譲れません。
検索して調べながら文章を作りたいなら、QuillBotより検索型AIが向いています。Feloの使い方ガイドを先に読むと、ツールの役割分担がすぐ整理できます。
チェックと要約の次に気になるのが、盗作チェックです。
盗作チェックは誰のための機能か
盗作チェックは、書いた英文が既存のWeb文書とどれだけ重なっているかを調べる機能です。他人の表現を意図せずなぞってしまう事故を防ぎます。
無料版では使えません。Premium専用で、上限は月25,000語まで(2026年8月時点)。卒論1本を丸ごと通すには十分な枠です。
Premiumを選ぶ決め手になりやすいのが、この機能です。大学のレポートや投稿論文では、剽窃(他人の文章の無断流用)の判定が評価そのものに響くからです。
日本の英語学習でここまで必要な人は多くありません。とはいえ、次に当てはまるなら保険として価値があります。
- 英語で論文・卒論を書いて提出する
- 海外の大学院へ出願する
- 英語コンテンツを納品する仕事をしている
逆に、日常の英作文練習だけなら過剰装備。無料版のままで困りません。
機能が見えたところで、いちばん気になるお金の話へ進みます。
QuillBotの料金はいくら?4つのプランと損益分岐
QuillBot公式サイトの料金案内は、月$19.95・3か月$39.95・半年$79.95・年$99.95の4本立てです(2026年8月時点)。年払いを月割りすると$8.33。月払いの半額以下になります。
数字を並べると差がはっきり見えます。
| 支払い方法 | 表示価格 | 月あたり |
|---|---|---|
| 月払い | $19.95 | $19.95 |
| 3か月払い | $39.95 | 約$13.32 |
| 半年払い | $79.95 | 約$13.33 |
| 年払い | $99.95 | 約$8.33 |
つまり、3か月以上使うつもりなら月払いを選ぶ理由はありません。月払いのまま5か月使うと約$99.75で、年払いの$99.95にほぼ並びます。
損益分岐はシンプルです。半年を超えて使う見込みがあるなら年払いが最安。3〜6か月で使い終わる予定のときだけ、3か月払いか半年払いを選んでください。
なお、学生専用プランは公式の料金案内にありません(2026年8月時点)。学割をうたう外部サイトを見かけても、公式のチェックアウト画面で実際の請求額を確かめてから申し込むのが安全です。
ここでもう1つ、料金表を見るときの落とし穴を先に潰しておきます。
表示された金額が記事と違うのはなぜ?
QuillBotの料金ページは、見る人によって表示額が変わることがあります。地域ごとの通貨調整に加えて、価格の出し分けテストが走っている時期もあるためです。
だから、第三者サイトに載っている価格表と自分の画面の数字がずれても、そこで慌てる必要はありません。正しいのは常に、自分のチェックアウト画面に出た請求額のほうです。
判断の手順はこれだけ。
- 記事の価格表は「だいたいこの水準」を知るために使う
- 申し込み直前に、税込みの請求額と請求サイクルを画面で読む
- ドル建てなら、カード会社の為替レートと海外手数料も足して考える
金額が確定したら、次は無料版でどこまで戦えるかです。
無料版の上限「125語」はどれくらい使える?
QuillBotの無料版は、1回の言い換えが125語までです。公式ヘルプにも「無料ユーザーは一度に125語まで、Premiumは語数無制限」と明記されています(2026年8月時点)。
125語は、体感で言うと英文5〜7文ほど。メール1通、あるいは論文の1段落です。
| 使い方 | 無料で足りるか |
|---|---|
| 英文メール1通を整える | 足りる |
| レポートの1段落だけ直す | 足りる |
| 論文の章まるごと | 足りない(分割が必要) |
| 英語記事を毎日書く | まったく足りない |
つまり、125語を超える文章を「毎回分割して貼り直す」手間が苦にならないなら無料で押し切れます。苦になった瞬間が課金ラインです。
Premiumに上げると語数上限が消え、モードの制限がなくなり、盗作チェックが解放されます。加えて、複数モードの結果を横並びで見比べるCompare Modesや、言い換え履歴の保存も有料側の機能です。
差がいちばん効くのは語数。モードの数より先に、ここで判断してください。
判断材料がそろったので、実際の操作に移ります。
QuillBotの使い方|貼る・選ぶ・直すの3ステップ
QuillBotの使い方は、貼る・選ぶ・直すの3ステップで終わります。アカウント登録なしでも言い換えは試せます。公式ヘルプも「ほとんどのツールはアカウントなしで使える」と明言しており、保存・履歴・同期を使う段階になって初めて登録が要る設計です。
ステップ1: 言い換え画面に英文を貼り付ける
公式サイトの言い換え(Paraphraser)画面を開き、直したい英文を貼り付けます。無料版はここで125語の上限を意識してください。長い文章は段落ごとに分けて貼ると管理しやすくなります。
ステップ2: モードを選んで実行する
無料ならStandardかFluencyのどちらかを選んで実行します。シノニム(類語)の強さを決めるスライダーもあり、強くするほど元の文から離れます。学術文書では弱め、ブログなど自由な文章では強めが目安です。
ステップ3: 候補を自分の目で読み直して直す
ここが本番です。出てきた候補を読み、意味がずれた語や不自然な言い回しを自分の手で元に戻します。この確認を飛ばすと、ずれた英文をそのまま提出することになります。
操作はこれだけ。ブラウザ以外でも使いたくなったら、入り口はいくつもあります。
QuillBotはどこで使える?拡張機能とアプリ
Web版だけのツールだと思われがちですが、入り口は幅広く用意されています(2026年8月時点)。
| 使い方 | 提供状況 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ブラウザ拡張 | Chrome / Edge / Safari | GmailやGoogleドキュメントで書きながら直す |
| Microsoft Word | アドイン(Windows・Mac・Web版) | レポートや論文をWordで書く人 |
| デスクトップアプリ | macOS / Windows | メールもチャットも横断して直したい人 |
| スマホアプリ | iOS / Android | 移動中に英文メールを整える |
| QuillBot Flow | Web上の執筆スペース | 言い換え・要約・引用を1画面でやる |
いちばん実用的なのはブラウザ拡張です。書いている場所にそのまま割り込んでくれるので、いちいち公式サイトへ貼り付ける往復が消えます。Chrome拡張はログインなしでも言い換えと文法チェックが動きます。
論文をWordで書く人は、アドインを入れておくと作業が一段速くなります。無料のままでも言い換えと文法チェックは使えて、全モードと語数解除がPremiumという線引きは他の入り口と同じです。
入り口を選んだら、次は自分の使い方がどこに当てはまるかです。
用途別に見ると、QuillBotはどこで効くのか
同じツールでも、書いているものによって効き方がまるで違います。用途を4つに割って整理します。
| 用途 | 効き方 | 無料で足りるか |
|---|---|---|
| 英語論文・卒論 | 表現の重複を消せる。盗作チェックも効く | 足りない |
| 海外向けの業務メール | 数行を整えるだけなので相性が良い | 足りる |
| 英語ブログ・英語SEO記事 | 毎日書くなら語数上限がすぐ壁になる | 足りない |
| 英作文の学習 | 自分の英文と模範解答の差を見比べられる | 足りる |
つまり、無料で足りるのは「短い英文をたまに直す人」だけです。それ以外は125語の壁に毎回ぶつかります。
学習目的で使うときのコツを1つ。言い換え結果をそのまま覚えるのではなく、なぜその語に置き換わったのかを1回考えてから採用すると、次から自力で書けるようになります。ツールを使いながら英語力が落ちるのは、ここを飛ばすからです。
大学の課題で使う人が必ず気にする論点が、まだ残っています。
AI検出の回避にQuillBotは使えるのか?
使えません。ヒューマナイザー機能でAI検出をすり抜けようと考えているなら、やめておくべきです。そこに賭けて課金するのは、お金を捨てるのと変わりません。
確実にすり抜けられるという裏付けはどこにもありません。むしろ検出する側が先回りしています。Turnitin(大学で使われる剽窃検出システム)は、QuillBotのような言い換えツールで加工されたAI文章を専用の検出対象にしていると公式に発表しています。
構図を整理するとこうなります。
- すり抜けられる保証はどこにもない
- 見つかったときに失うものが大きすぎる(単位・学位・信用)
- Premiumかどうかの問題ですらない
皮肉なことに、QuillBot自身もAI検出器(AI Detector)を配っています。無料でも1,200語・1日10回まで使えて、80語以上の文章なら判定にかけられます。逃げる道具と捕まえる道具を同じ会社が売っています。この構図が、賭けの分の悪さをそのまま表しています。
QuillBotの品質が悪いという話ではありません。「言い換えて検出を逃れる」という発想そのものが、もう通用しなくなっています。検出側の仕組みを知っておきたいなら、AI判定ツールの精度と選び方を読むと納得が早いです。
QuillBotは、自分で書いた英文を良くするために使います。その使い方なら破格の道具です。
ここまでの整理: 無料は125語まで/モードはStandardとFluencyの2つ/年払いで実質月$8.33/盗作チェックはPremiumで月25,000語/AI検出回避は当てにならない。判断材料はこの5つで足ります。
QuillBotに入れた文章はAIの学習に使われる?
ここは課金前にいちばん確かめるべき論点です。公式ヘルプの記載は明快で、個人プランでは入力した文章が保存され、サービス改善のための学習にも使われます(2026年8月時点)。
「使われないはず」と書いている解説記事を見かけたら、それは古い情報です。以前は保存に同意を求める設計でしたが、2025年11月の方針変更で拡張機能ユーザーの保存は既定でオンになりました。
自衛の手段は用意されています。整理するとこうなります。
| 対象 | 既定の扱い | 止められるか |
|---|---|---|
| 個人プラン(拡張機能) | 保存も学習も既定でオン | 設定から両方オフにできる |
| 個人プラン(その他の入り口) | 保存・学習の対象 | 拡張ほど細かい制御は用意されていない |
| Team Plan | 学習には使わない | 既定で対象外。操作は不要 |
拡張機能の設定はSettingsのData and Privacy欄にあります。テキストの保存停止は誰でも、AIモデルの学習利用の停止はアカウントを持っている人が選べる形です。
判断はシンプル。社外に出せない原稿や、未公開の研究内容を貼るなら、個人プランのまま使うべきではありません。業務で扱うならTeam Planを選ぶか、そもそも別の手段を取ってください。
解約と返金はどうなる?申し込む前に知っておくこと
解約そのものは簡単です。右上のプロフィールアイコンからAccount Detailsを開き、Your Planタブの解約ボタンを押すだけ。一時停止(Pause)も同じ画面から選べます。
問題は返金です。QuillBotの返金は「法令で求められる場合のみ」という方針で、日数を区切った一般的な返金保証はありません(2026年8月時点)。EEAとイギリスの消費者に14日間の撤回権が用意されているだけで、日本のユーザーはここに当てはまりません。
だから、年払いの$99.95は「合わなければ返してもらえるお金」ではないという前提で払ってください。手順としてはこうなります。
- まず無料版で125語の壁に何回ぶつかるかを確かめる
- 短期で足りそうなら月払いか3か月払いから入る
- 年払いは、半年以上使うと自分で確信できてから
もう1つ、請求元の取り違えに注意です。App StoreやGoogle Play経由で契約した場合、請求も解約もそれぞれのストア側で処理されます。QuillBotの画面をいくら探しても解約ボタンが見つからないときは、まず端末のサブスクリプション一覧を見てください。
QuillBotとGrammarly、どちらを選ぶべきか?
役割が違うので、正しくは「どちらか」ではなく「どちらが先か」です。文法の間違いを直したいならGrammarly、言い回しを変えたいならQuillBot。ここが分岐点。
比べるとこうなります。
| 目的 | 向いているツール |
|---|---|
| 文法・スペルの誤りを潰す | Grammarly |
| 同じ表現の繰り返しをほぐす | QuillBot |
| 剽窃チェックを英語論文でかける | どちらもあり(有料) |
| 文章をゼロから書き起こす | どちらでもない(ChatGPTなど) |
つまり、自分の英語が「間違っている」のか「単調なだけ」なのか。課題がどちらか分かれば、選ぶツールは自動的に決まります。
料金の比べ方には注意が必要です。Grammarlyの現行プランはFreeとProの2本立てで、Proは月払い$30、年払いは$144の一括請求(月換算$12)です。旧Premiumはレガシー扱いになっており、Proへ切り替えると旧プランは解約されます。「Grammarly Premium 月12ドル」と書いてある記事は、プラン再編前の情報です。
もう1つ、混乱しやすい話を先に。Grammarlyの親会社は2025年10月29日に社名をSuperhumanへ変更しました。Grammarlyという名前は校正プロダクトの名前として残っています。サービスが消えたわけではないので、そこは安心してください。
年額で並べると、こうなります。
| ツール | 有料プランの年額目安 | 得意分野 |
|---|---|---|
| QuillBot Premium | $99.95(月換算$8.33) | 言い換え・要約・盗作チェック |
| Grammarly Pro | $144(月換算$12) | 文法・スペル・トーンの校正 |
つまり年額では$44ほどQuillBotが安いです。ただし用途が違うので、安さだけで選ぶと外します。Grammarly側の中身はGrammarlyのガイドで詳しく追えます。両方を並べて悩んでいるなら、ChatGPTとGrammarlyの比較も判断が早くなる1本です。
英語論文を本格的に書くなら両方あってもいいです。ただ最初の1本は、書いた英文がすでに文法的に正しいかどうかで決めてください。正しいのに幼く見えるならQuillBotです。
QuillBot以外の選択肢は?代替3つの使い分け
Grammarly以外にも、目的次第で先に検討すべきツールがあります。3つだけ挙げます。
- 元の文の意味を保ったまま自然にしたいならDeepL Write。翻訳で定評のあるエンジンが、英文の言い回しを整えてくれます
- 1文ずつ候補を見比べたいならWordtune。短文の書き換え提案をその場で並べてくれるタイプです
- ゼロから書かせたい・構成から相談したいならChatGPTやClaude。言い換え専用ツールとは土俵が違います
3つとも「書いた英文を直す」ところは重なります。決定的な差は、QuillBotが言い換えの候補を大量に出すことに全振りしている点です。文章を作る相談相手が欲しいなら、そもそも別のツールを見るべきです。
日本語の校正まで含めて1本で済ませたい人には、AI文章校正ツールの比較のほうが近道になります。
残る論点は、日本語での実力です。
QuillBotは日本語でも使えるのか?
言い換え機能は日本語に対応しています。公式ヘルプが挙げるパラフレーズ対応言語は23言語で、日本語もその中に入っています(2026年8月時点)。翻訳はさらに広く、公式ヘルプの表記で52言語。
ただし、対応していることと得意なことは別です。次の機能は英語専用のままです。
- 要約(Summarizer)
- 引用生成(Citation Generator)
- 盗作チェック
- QuillBot Flow
つまり、日本語の文章を丸ごとQuillBotで面倒みることはできません。日本語の作文が主目的なら、選ぶ理由はありません。ChatGPTやClaudeのほうが圧倒的に自然です。日本語向けのツール選びは、AIライティングツールの比較から用途で選ぶほうが早く決まります。
QuillBotが日本語ユーザーに効くのは、この流れです。
- 日本語の原稿を用意する
- 翻訳ツールで英語にする
- QuillBotで言い換えて整える
- 自分の目で最終確認する
機械翻訳の英語は語の選び方が固くなりがちなので、仕上げに言い換えを通すと自然になります。この順番なら、QuillBotは英語ネイティブに向けた仕上げ役として力を発揮します。日本語の小論文や志望理由書を直したい人は、小論文添削AIの比較のほうが目的に合います。
編集部の評価
公開されている料金と機能の情報にもとづく評価です。英語を仕事や研究で書く人にとって、年払い$99.95は破格です。月$8.33で語数無制限、これに見合う代替は多くありません。
一方で、次に当てはまる人には正直イマイチです。
- 英語を書く量が月に数千語に届かない
- 日本語の文章づくりが主な目的
- AI検出の回避が目的
特に3つ目は、Turnitinが言い換えツールの検出を公式に打ち出している時点で分の悪い賭けです。目的がそこにあるなら、課金する意味がありません。
気になるのは返金の設計です。日数を区切った返金保証がないので、年払いは「間違えたら戻ってこないお金」になります。ここは正直、親切とは言えません。無料版で壁にぶつかる回数を数えてから決めてください。週に何度も切られるなら課金ライン。月1〜2回なら無料のままで大丈夫です。
おすすめは1つ。英語論文・海外向け英文を継続的に書くなら年払い一択です。月払いは、3か月未満で使い終わる予定が明確な人だけ選んでください。
よくある質問(FAQ)
Q. QuillBotの無料版だけで使い続けられますか
英文メールや1段落程度の修正が中心なら使い続けられます。1回125語という上限に週何度もぶつかるかどうかが目安です。ぶつかる回数が増えてきたら課金を検討してください。
Q. 「クイルボット」「quilbot」とQuillBotは同じものですか
同じツールです。「クイルボット」は日本語での読み方、"quilbot" は l を1つ落とした綴りのゆれです。どの表記で検索しても、たどり着く先は同じ quillbot.com になります。
Q. 年払いと月払いはどれくらい違いますか
月払いは$19.95、年払いは$99.95で月あたり約$8.33です。差はおよそ2.4倍。月払い5か月分でほぼ年払い1年分に並ぶので、半年以上使う見込みなら年払いが有利です。3〜6か月の短期なら3か月払い($39.95)か半年払い($79.95)を選んでください。
Q. 途中で解約したら残り期間は返金されますか
日数を区切った返金保証は用意されていません。返金は法令で求められる場合に限る方針で、14日間の撤回権があるのはEEAとイギリスの消費者だけです(2026年8月時点)。年払いは戻らない前提で判断してください。
Q. 記事に書いてある金額と、自分の画面の金額が違います
料金ページは地域や時期によって表示が変わることがあります。判断の基準にするのは、必ず自分のチェックアウト画面に出た請求額のほうです。ドル建てなら海外決済手数料と為替も足して考えてください。
Q. QuillBotに学生割引はありますか
公式の料金案内に学生専用プランはありません(2026年8月時点)。プランは月払い・3か月払い・半年払い・年払いの4種類です。学割をうたう外部サイトの情報は、公式のチェックアウト画面で実際の請求額を確認してから判断してください。
Q. AI検出をすり抜ける目的で使えますか
おすすめしません。Turnitinは言い換えツールで加工されたAI文章を専用の検出対象にしていると公式に発表しています。すり抜けられる保証はなく、見つかったときに失うものが大きすぎます。
Q. QuillBotで日本語の文章は書けますか
言い換え機能は日本語に対応していますが、要約・引用生成・盗作チェックは英語専用です。日本語の文章作成ならChatGPTなどのほうが自然に仕上がります。
次に読むならこれ。 英語ライティング以外にもAIを広げたいなら、ChatGPTの使い方ガイドがおすすめです。QuillBotは「直す」ツール、ChatGPTは「作る」ツール。役割の違いを押さえておくと、どちらに課金すべきかの判断が一気に早くなります。
関連記事
- AI判定ツールの精度と選び方7基準|誤判定を避ける使い方 (2026年版)
- Grammarly代替ツール7選|無料・日本語・OSSまで本音比較 (2026年版)
- Grammarly完全ガイド2026|無料版と月30ドルProの違い・始め方
- Grammarlyの料金は高い?コスト削減5手と代替の選び方 (2026年版)
- AI文章校正ツールおすすめ10選を徹底比較|日本語対応・料金・無料枠で選ぶ(2026年版)
各ツールの公式サイト(一次情報)
料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。
- QuillBot:公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Grammarly:公式サイト(AI PICKSの詳細)
- DeepL Write:公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Wordtune:公式サイト(AI PICKSの詳細)




