sunoaiの料金プランは3段。基準線は月$10のPro
sunoaiの料金は無料(Free)・Pro(月$10)・Premier(月$30)の3プランです。個人が本気で使うならProが基準線になり、Premierが必要な人はかなり限られます。
公式サイトはドル建て、日本のApp Store経由は円建てです。両方を並べると、自分がどちらの窓口で払うべきかが見えます。
| プラン | 公式(月払い) | 年払い(月あたり) | App Store日本価格 | 付与クレジット | 商用利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 無料(Basic) | $0 | - | 0円 | 50/日(約10曲) | × |
| Pro | $10 | $8 | 月1,500円/年15,000円 | 2,500/月(約500曲) | ○ |
| Premier | $30 | $24 | 月5,000円/年45,000円 | 10,000/月(約2,000曲) | ○ |
つまり、月に500曲も作らない人がPremierを選ぶ理由はほぼありません。
年払いにすると月あたり$8と$24まで下がります。2割引きです。ただし1年分を先に払う形なので、続くかどうか分からない段階で選ぶものではありません。3か月使って毎週触っていたら、そこで年払いに切り替えれば十分です。
用途で切ると、こう分かれます。
- 試すだけ → 無料でいい
- 個人で作品を出す・収益化する → Pro一択
- 案件で毎月100曲以上まわす → Premier
- たまに大量に作る → Proに入って追加クレジットを買う
ProとPremierの差は、クレジットの量だけではありません。歌と伴奏を別トラックに分ける機能(ステム分割)やMIDIの書き出しができるSuno Studioが付くかどうかが、実質的な分かれ目です。書き出した素材を自分でミックスまで仕上げる人向けの機能なので、「動画のBGMが欲しい」だけの人にはオーバースペックになります。
料金は改定されることがあります。加入前に決済画面の最終金額を必ず見てください。同じ価格帯のツールを横に並べて確かめたい人は、AI音楽・サウンドのランキングも判断材料になります。
そして、どの窓口で払うかによって金額の性質そのものが変わります。
円で払うかドルで払うか、どちらが得?

公式サイトの直接契約はドル建てで為替に振られ、App Store経由は円建てで固定です。毎月の金額を読みたい人にはApp Storeが楽になります。

$10は1ドル150円なら1,500円ですが、160円に振れれば1,600円です。年間で1,200円ほどの差。金額としては小さいものの、経費で処理する人にとっては毎月数字が動くのが地味に面倒です。
App Store経由なら月1,500円のまま動きません。領収書もApple側で揃います。逆に円高に戻った局面では、公式サイトの直契約のほうが安く付きます。
ひとつ落とし穴があります。App Storeで契約したものは、App Storeでしか解約できません。ブラウザ側の設定画面をいくら探しても解約ボタンは出てこないので、ここで詰まる人が毎月一定数います。
判断の目安はシンプルです。
| こうしたい | 選ぶ窓口 |
|---|---|
| 毎月の金額を固定したい | App Store |
| 解約まで端末で完結させたい | App Store |
| 1円でも安く抑えたい | 公式サイト |
| 決済を1か所にまとめたい | 公式サイト |
つまり、家計簿の読みやすさを取るならApp Store、金額の低さを取るなら公式サイトです。
どちらで払っても共通してつまずくのが、次のクレジットの考え方です。
クレジットは翌月に繰り越せる?答えは繰り越し不可です

sunoaiは曲を作るたびにクレジットを減らします。1回の生成で10クレジットを使い、曲が2つ返ってきます。1曲あたり5クレジットの計算です。

無料プランは1日50クレジット。5で割れば約10曲です。趣味で触るだけなら、正直これで足ります。
この割り算を月額に当てはめると単価が見えます。Proの2,500クレジットは約500曲。$10を500で割ると、1曲あたり2円ちょっとです。作曲を人に頼めば1本で数万円かかる世界なので、比べる相手がいません。
問題は有効期限です。ここが料金を語るうえで一番大事な部分になります。
| クレジットの種類 | 繰り越し | 買える条件 | 使える条件 |
|---|---|---|---|
| サブスク付属 | 不可(翌日・翌月に消滅) | プラン加入で自動付与 | 契約中のみ |
| 追加購入分 | 可(期限なし) | Pro以上の契約者のみ | 有料契約が有効な間 |
つまり、月額を払えば作り放題ではありません。毎月2,500クレジットを使い切る前提の設計です。
さらに厄介なのが、やり直すたびに減ること。「思ったのと違う」で回し直すと、体感の3倍速でクレジットが溶けます。歌なしの伴奏だけを作る場合も、消費量は同じです。
- 気に入るまで回すタイプの人は、Proの2,500でもわりとギリギリ
- 使わなかった月の分は消えるので、休む期間があるなら解約したほうが得
- 追加購入分に期限はないが、解約すると使えなくなる
ここを読み違えると、毎月1,500円をドブに捨てることになります。
そして繰り越し以上に効いてくるのが、商用利用の条件です。2026年9月に基準が変わりました。
商用利用は「有料プランでダウンロードした曲」だけ (2026年9月改定)
sunoaiで作った曲を商用に使えるのは、有料プランの契約中にダウンロードした曲だけです。2026年9月3日にこの基準へ変わりました。生成した時点のプランではなく、持ち出した時点で有料かどうかを見ます。
ここに新しい上限が付いています。商用権つきで落とせるのはProが月20回、Premierが月60回まで。公式ヘルプによれば、この上限は9月3日より前に作った曲にも適用されます。つまり「過去に作りためた曲を今月まとめて商用化する」ができません。
無料プランのダウンロードは生涯7回までのお試し扱いで、個人利用の範囲にとどまります。無料と有料の一番大きな違いはクレジット数ではなく、この持ち出しの権利です。
商用利用にあたるのは、こういう場面です。
- YouTubeやTikTokで収益化している動画のBGMに使う
- SpotifyやApple Musicで配信して収益を得る
- クライアントに納品する映像や広告に載せる
- 店舗やイベントのBGMとして流す
一方、家族に送る誕生日ソングや、収益化していない個人の投稿は個人利用の範囲です。
ここまでの整理: 料金プラン自体は月$10か月$30かの二択で単純です。実際に効いてくるのは、繰り越せないクレジットと、月20回・60回というダウンロード枠の2つ。この2つを外すと、払った金額に見合う成果が残りません。
判断を1行にすると、こうなります。仕事で使う曲は、有料契約中に必ず落としておきます。 月$10をケチって権利のない音源を配信に載せるほうが、はるかに高くつきます。
なお、収益化プラットフォーム側のルールは別問題です。AI生成音源の扱いは配信サービスごとに変わり、審査が入る場合もあります。sunoai側で商用OKでも、配信先の規約は自分で確認してください。
判定の仕組みが分かったところで、実際に払うべきかどうかの分岐に進みます。
無料のままで足りる人・課金すべき人の分かれ目
無料で足りるかどうかは、作る本数ではなく「その曲でお金を動かすか」で決まります。1日10曲つくれる無料枠は、趣味の範囲では十分すぎる量です。
無料のままでいい人はこういうタイプです。
- 友人へのプレゼント曲や、家族の記念日ソングを作る
- 収益化していない個人アカウントに載せる
- どんなものが出てくるのか触って確かめたい段階
課金したほうがいい人は、逆にはっきりしています。
- 収益化済みのYouTubeチャンネルを持っている
- 案件でBGMを納品する予定がある
- 曲のダウンロードを日常的に行いたい
ここでもうひとつ、見落とされがちな制限があります。生成できる本数と、書き出せる本数は別物です。 無料プランは1日約10曲つくれますが、手元に落とせる数はそれよりずっと少なく設定されています。「作ったのに持ち出せない」という詰まり方をする人がいるのは、この差のせいです。
自分がどちらか迷ったら、この順で試してください。
- 無料で3日ほど触り、狙った雰囲気の曲が出せるか確かめる
- 出せるなら、その時点でProに入る
- Proの2,500クレジットを月内に使い切ったら、追加クレジットを買う
- 追加購入が毎月続くようならPremierへ
無料期間に本番用の曲を作り込まないこと。それだけ守れば、無駄になりません。
料金の全体像が見えたところで、他の音楽生成AIと比べたときの位置づけを確認します。
他の音楽生成AIと比べて月$10は高い?安い?
音楽生成AIの有料プランは月$10前後に並んでいます。sunoaiのProは、この価格帯の標準的な位置です。
比較の軸はおもに3つあります。
| 比べる軸 | sunoaiの立ち位置 |
|---|---|
| 対応ジャンルの広さ | 歌入りの曲を幅広いジャンルで作れる |
| 有料の入口価格 | 月$10で、この分野の標準的な水準 |
| 上位機能 | Premierでステム分割やMIDI書き出しに対応 |
つまり、価格で選ぶ勝負にはなりません。決め手は、歌詞つきの曲を1回の指示で最後まで仕上げてくれるかどうかです。
競合としてよく並ぶのはUdioとElevenLabs Musicあたりです。それぞれ得意分野が違い、伴奏の作り込みや声の質感で選ぶ人もいます。ただ「文章を入れたら歌入りの完成曲が返ってくる」という体験の完成度では、sunoaiが分かりやすく先行しています。
歌ではなくナレーションや読み上げが目的なら、そもそも探す棚が違います。その用途はAI音声・ナレーションのカテゴリのほうが近道です。
音楽以外の生成AIも合わせて検討したいなら、AI音楽・サウンドのカテゴリに国内で使えるツールがまとまっています。動画とセットで使う人はAI動画生成も見ておくと、BGMだけ用意して詰むという事態を避けられます。
価格の妥当性が分かったら、次は解約の話です。ここを知らずに始めると出費が止まりません。
解約とダウングレードで損しないための手順
解約すると、その時点で商用利用の権利がどうなるかを気にする人は多いはずです。契約中にダウンロード済みの曲の権利は残りますが、追加購入したクレジットは有料契約が切れると使えなくなります。落とし忘れた曲は解約後に商用化できないので、解約前に必要な曲を持ち出してください。
解約の窓口は、契約した窓口と同じです。
| 契約した場所 | 解約する場所 |
|---|---|
| 公式サイト(suno.com) | 公式サイトの決済管理画面 |
| iPhone/iPadのApp Store | iOSの「サブスクリプション」設定 |
つまり、アプリから入った人がブラウザで解約ボタンを探しても永久に見つかりません。
損をしない立ち回りは3つです。
- 使わない月が続きそうなら、いったん解約する(クレジットは繰り越せないため)
- 解約前に、必要な曲は全部ダウンロードしておく
- 追加クレジットを大量に買い込まない(契約が切れると宙に浮く)
月$10は小さい額ですが、触らない月が半年続けば6,000円です。作りたいものがあるときだけ入って、終わったら抜けます。この使い方が一番効率的です。
編集部の評価
公開されている料金体系を眺めた率直な評価として、sunoaiのProは破格です。
$10で月2,500クレジット、およそ500曲。1曲あたり2円ちょっとという単価は、外注や既存の音源ライセンスと並べると比較にすらなりません。動画制作でBGMを毎回探している人にとっては、確実に重宝します。
一方で、正直イマイチな点も3つあります。
ひとつめは、クレジットが繰り越せないこと。忙しい月の分がまるごと消えるので、断続的に使う人には向きません。ふたつめは、無料プランの商用不可が「生成時点」で確定する設計。初心者ほど無料で作り込んでから気づくので、ここは案内が親切とは言えません。3つめが、日本語の情報が公式に薄いこと。料金ページは英語のままで、円建てとの対応関係も自分で調べる必要があります。
Premierについては、個人利用なら不要と考えています。月$30を回収できるのは、ステム分割やMIDI書き出しを実務で使う人だけです。BGMが欲しいだけならProで打ち止めにするのが一択です。
総評として、歌入りの曲を作りたいならProが基準線。この価格帯で代わりになるものは、いまのところ見当たりません。基本スペックと編集部スコアはsunoaiのツールページにまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. sunoaiは無料でどこまで使えますか?
1日50クレジット、およそ10曲まで生成できます。曲を作って聴く分には制限なく楽しめますが、商用利用はできず、ダウンロードできる本数にも別の上限があります。使うモデルも有料プランとは異なります。
Q. 無料で作った曲を、あとからProに課金すれば商用に使えますか?
使えます。2026年9月3日の改定で、判定基準が「生成した時点のプラン」から「有料プラン契約中にダウンロードしたか」に変わりました。ただし商用権つきのダウンロードはProで月20回、Premierで月60回までです。過去に作りためた曲も、この枠を消費します。
Q. Proの2,500クレジットで何曲つくれますか?
1曲あたり5クレジットの計算で、約500曲です。ただし生成をやり直すたびに減るため、納得いくまで作り込むタイプの人は実際にはもっと少なくなります。足りなければ追加購入もできます。
Q. クレジットが余ったら翌月に持ち越せますか?
サブスクに付いてくる分は繰り越せません。無料プランの1日50クレジットも翌日には消えます。追加で購入したクレジットだけは期限なしで残りますが、有料契約が切れると使えなくなります。
Q. 公式サイトとApp Store、どちらで契約すべきですか?
金額を固定したいならApp Storeの月1,500円、少しでも安くしたいなら公式サイトの$10です。ただしApp Storeで契約すると解約もApp Store側でしかできない点に注意してください。
次に読むならこれ
料金の全体像はこれで足りるはずです。あとは実際にどんな指示文を書けば狙った曲になるかが勝負になります。音楽以外にも作業を任せられるツールを探しているなら、AI音楽・サウンドのカテゴリで国内利用できるものを比較してから決めると、ツールを増やしすぎずに済みます。動画づくりが本命の人はAI動画生成を先に見ておくと、映像とBGMの作業がひとつの流れにまとまります。制作以外の日々の作業まで軽くしたい人は、AI業務効率化のカテゴリもあわせてどうぞ。


