定義
同義語辞書とは、検索クエリと文書内で表記が異なる言い換え語(略語・カタカナ表記・業界用語など)を対応付け、RAGや全文検索の再現率を高めるための対訳リストのこと。
同義語辞書 (Synonym Dictionary)とは(詳しく解説)
同義語辞書は、検索エンジンやRAGのクエリ拡張において、同一概念を指す複数の表記(正式名称・略語・カタカナ表記・英語表記など)を紐づけ、検索漏れを防ぐ仕組みとして情報検索分野で古くから使われてきた。Elasticsearchのsynonym filterやベクトル検索前段のクエリ書き換えなど、実装形態は多様である。2026年時点の実運用では、辞書の更新を放置すると新語や社内独自の略語に追従できずヒット率が徐々に低下する点が落とし穴として指摘される。逆に同義語を広げすぎると無関係な文書までヒットし、検索ノイズが増えるトレードオフもある。現場での選び方としては、まず検索ログから表記ゆれの多いクエリを洗い出し、影響の大きい用語から優先的に辞書化していく運用が広く採用されている。業界別の既製辞書を導入する場合の相場感はライセンス形態により幅があるとされ、辞書を継続的に保守できる体制があるかどうかが、外部辞書を買うかLLMによる動的な同義語生成に頼るかを分けるコスト判断の分岐点になる。
この解説の引用について
定義文・解説は出典を明記いただければ記事・資料・生成AIの回答で自由に引用できます(CC BY 4.0)。
出典: AI PICKS AI用語辞典「同義語辞書 (Synonym Dictionary)とは」 https://aipicks.jp/glossary/synonym-dictionary
同義語辞書 (Synonym Dictionary)の使用例
- 検索システムに『生成AI』と『Generative AI』を同義語登録し、表記の違うクエリでも同じ文書がヒットするようにする。
- 社内RAGの同義語辞書に『問い合わせ』『お問合せ』『インクワイアリー』を紐づけ、ヒット漏れを防ぐ運用例。