NEXT STANDARDS、Mac常駐型AI「Wonder」を公開へ 主力プランは月3,480円
- NEXT STANDARDSが、Mac常駐型AI「Wonder」の提供開始を発表しました。
- 料金は無料プランのほか、月3,480円と月9,800円の2つです。
- 依頼の自動分担や議事録作成を任せたい個人と法人が対象です。

株式会社NEXT STANDARDSが、Mac向けの常駐型AIサービス「Wonder」の提供開始を発表しました。画面の上部に常にバーが表示され、⌘⇧Spaceを押すか、カーソルを近づけるだけで呼び出せます。
依頼を受け取ったWonderは司令塔として内容を分解し、市場調査AIやレポート作成AIなど必要なBotを自動で集めます。Bot同士のやり取りは読み取り専用で、経緯をあとから読めます。市場調査や翻訳、表作成、議事録など40を超える専門スキルを標準で備え、Gmail・Slack・Notion・Google Driveなどとつながります。
Macのシステム音声とマイクを録音し、文字起こしと議事録を作ります。議事録は「決まったこと・ネクストアクション・未決の論点」の形で案件フォルダに残ります。メールやチャットを外部へ送る操作だけは承認制で、調べる・書く・まとめる作業は確認なしで進みます。
料金は3プランです。無料プランは依頼が月20件、議事録が月60分、定期実行が1件までで、画像生成とブラウザ操作は使えません。月3,480円のStandardは依頼が月200件、議事録が月600分、定期実行が最大10件です。月9,800円のPremiumはこれらが無制限になり、優先実行と優先サポートが付きます。
毎朝のメール確認や定例レポートのような定型業務は、時刻を決めて自動実行に登録できます。社内のやり方もスキルとして登録でき、テンプレートを参考資料に添えればその形で作れます。
つまり、1つのAIに全部を押しつけるのではなく、調べる係・書く係・PDFにまとめる係を自動で集めて分担させる仕組みです。間に立つリーダーが、新しく入った担当者たちに仕事を割り振ってくれるイメージに近いです。利用者はバーに話しかけるだけで、あとは進み方を読み返せます。

PC常駐でBotチームを編成、という売り文句より、筆者が引っかかったのは「送信だけは承認制」の一行でした。調べる・書く・まとめるは確認なしで進みます。止めどころは外部送信の一点。自動化のこわさをどこで受け止めるか、その答えとしてなかなか現実的な線引きだと感じます。
料金の組み方もわかりやすいほうです。月3,480円で依頼200件、議事録600分。週に数本の打ち合わせを抱えている人なら、これで足りそうです。無制限のPremiumは、ブラウザ操作まで日常的に回す人向けという印象です。
ただ、Macアプリだけという点は引っかかります。Windowsが主力の職場だと、試せる人はごく一部。公開が始まったら、Freeの月20件でBotの編成と議事録の精度を確かめたいところです。
調査から資料作成までを一人で抱えている人は、依頼を一度伝えるだけで下調べから資料の形まで任せられるようになります。
