Genspark、初の業務向けモデル「Gen-1 Slides」公開 Opus 5の約17分の1の費用で資料作成
- Gensparkが業務向けでは初となる自社モデルを公開しました。
- 資料作成機能「Genspark AI Slides」の標準モードで動きます。
- 費用はOpus 5のおよそ17分の1に収まります。

資料作成機能「Genspark AI Slides」の標準モードで、このモデルが動きます。
開発は「Fireworks AI」と組んで進めました。土台にはオープンウェイト(重みが公開されているモデル)を使い、そこから学習させています。
費用の水準はOpus 5のおよそ17分の1です。それでいて、出てくるスライドの品質は最先端の水準に届きます。
Gensparkがこのモデルに与えた役割は、知識労働そのものです。雑談や汎用の受け答えではなく、スライドを作る仕事に狙いを定めた最初のモデルになります。
標準モードは、Gensparkで資料を作るときの既定の設定です。モードを切り替える手間なく、新しいモデルでスライドが生成されます。深夜の手直しが減り、既定の状態でも仕上がりが良くなります。
つまり、スライドを作る仕事だけを徹底的に仕込んだ専用のAIができた、ということです。何でも答える万能型ではなく、資料作りの新人を社内で育て上げたようなイメージに近いです。
専用にしぼった分だけ動かす費用も軽く、Opus 5を使う場合のおよそ17分の1で済みます。難しい設定は要りません。標準の状態のまま、この新人が資料を組み立ててくれます。

性能の自慢より先に「17分の1」という価格が出てくる発表です。筆者が引っかかったのはそこでした。速さや賢さを競う段階から、同じ仕事をいくら安くこなせるかを competing する段階へ、軸がずれ始めている印象です。
用途を絞った小さめのモデル。オープンウェイトを土台に自社で仕上げる作り方は、資料作成に限らず、議事録や見積書のような型の決まった仕事にも広がりそうです。汎用の最上位モデルを毎回呼ぶのはコストの面でそろそろ重い、と感じている会社は少なくないと思います。
ただ、スライドの良し悪しは最後は人の目で決まります。ひな型どおりの資料が量産されるだけ、という場面も出てくるかもしれません。月に数回しか資料を作らない人なら、急いで乗り換える理由は薄いです。週に何本も作る人なら、標準モードのまま一度試す価値はかなりあります。
Gensparkが次にどの業務向けにGen-1の兄弟モデルを出してくるか、そこを見たいです。
提案資料や社内報告のスライドをGensparkで作っている人は、標準モードのまま、Opus 5のおよそ17分の1の費用で最先端の品質の資料を用意できるようになります。

