tldvとは、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議に自動で参加して、録画・文字起こし・AI要約を作るAI議事録ツールです。無料プランでも録画と文字起こしは無制限で使え、AI要約だけが月10会議までに制限されています。

会議中は相手の話を聞きながらメモを打ち、終わったら記憶をたどって議事録に清書します。この二重作業で午後が溶けていく感覚、心当たりがあるはずです。

tldvは、その二重作業をまるごと引き受けるツールです。Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議に自動で参加して、録画と文字起こし、AI要約までを勝手に作ります。無料のままでも録画と文字起こしは無制限。

読み方は「ティーエルディーブイ」。公式表記は「tl;dv」ですが、日本語で検索する人の多くはセミコロンを抜いて「tldv」と打ちます。この記事もそれに合わせます。

まずは、このツールが会議で何をしているのかから。


tldvとは?会議に同席して記録を残すAI議事録ツール

tldvとは?会議に同席して記録を残すAI議事録ツール

tldvは、オンライン会議に同席して録画・文字起こし・AI要約を自動で作るツールです。会議が終わって数分後には、見返せる記録ができあがっています。

やっていることは3つ。

  • 会議の自動録画(映像と音声をクラウドに保存)
  • 文字起こし(公式サイトの表記で30以上の言語に対応)
  • AI要約(1時間の会議を数行に圧縮)

対応しているのはZoom、Google Meet、Microsoft Teamsの3つ。カレンダーとつないでおけば、どの会議でも同じように動きます。

使う前に知っておくべき仕様がひとつ。tldvはボットが参加者としてルームに入る方式です。参加者一覧に「tl;dv」という名前が並ぶので、相手からは録音されていることが見えます。

ここは好みが割れます。透明性を求められる商談では安心材料になりますが、社外との会議で毎回「これ何ですか」と聞かれるのを面倒に感じる人もいます。ボットの表示名は有料プランでカスタマイズできます。

スペックだけをさっと確認したい人はtldvのツールページが早いです。同じカテゴリの他製品と横に並べたいなら、AI議事録・会議ツールの比較記事を先に読むと、この後の料金の話が立体的になります。

名前の由来にも、このツールの設計思想が出ています。


tl;dv icon
この記事で紹介 / AI会議・議事録3.78無料あり日本語◎最低料金 ¥0〜

「tl;dv」という名前の由来は?「長すぎて見なかった」

「tl;dv」という名前の由来

「tl;dv」は「Too Long; Didn't View(長すぎて見なかった)」の略です。ネットで定番の「TL;DR(Too Long; Didn't Read=長すぎて読まなかった)」の動画版という言葉遊び。

つまり「全部見る時間はない、要点だけくれ」という叫びを、そのまま製品名にしたわけです。

名前の時点でゴールがはっきりしています。1時間の会議動画を、見なくても中身が分かる状態にします。そこが出発点。

この約束をどんな機能で果たしているのか、中身に入ります。


tldvの機能は「記録・まとめ・共有・連携」の4系統

tldvの機能を4系統で整理する

機能の数は多いのですが、記録する・まとめる・共有する・連携する、の4つに割ると迷いません。公式サイトが挙げている機能を、この4系統に振り分けます。

系統主な機能何が助かるか
記録自動録画・無制限の文字起こしメモを取らずに会話へ集中できる
まとめAI要約・話者ごとの整理・Ask tl;dv出られなかった会議も数分で把握できる
共有タイムスタンプ付きクリップ・リンク共有「この30秒だけ見て」が送れる
連携カレンダー・CRM・5,000以上の外部ツール商談記録が顧客データに自動でひも付く

つまり、記録を取るところから他のツールへ流し込むところまでが1本でつながっている構成です。同じ4系統の観点で他製品を見たいときはAI議事録ツールのカテゴリ一覧から絞り込めます。ここから、特に効く3つを掘ります。

タイムスタンプ付きクリップ

tldvの看板機能。録画の中から必要な30秒だけを切り出して、リンクで渡せます。

「値下げ交渉の場面だけ上司に見てほしい」「この仕様変更の発言だけ開発に回したい」。こういうとき、1時間の動画を丸ごと投げつけずに済みます。相手の時間を奪わないので、チームで使うほど効いてくる機能です。

Ask tl;dv(会議をまたいだ検索)

過去の会議すべてを対象に、質問文で検索できます。

「A社との商談で予算の話が出たのはいつ」と聞けば、該当場面を引っ張ってきます。議事録が積み上がるほど価値が上がるタイプの機能で、1回きりの文字起こしツールとの差はここに出ます。

ただし無料プランではこの質問が月10回まで。毎日使う想定なら、ここが最初に窮屈になるポイントです。

5,000以上の外部連携

Slack、Notion、Google Docs、Salesforce、HubSpotなど、5,000以上のツールとつながります(有料プラン)。

要約を自動でSlackに流します。議事録をNotionのデータベースに積みます。商談メモをSalesforceの取引先に貼ります。「あとで手作業でコピペ」という工程が消えます。

機能の広さは分かりました。ここからがいちばん気になるお金の話。


tldvの料金プランはいくら?無料・Pro・Business・Enterpriseの4段

無料プランでも録画と文字起こしが無制限で使えます。制限がかかるのはAI機能のほうで、ここが有料に上げるかどうかの分かれ目です。

公式の料金ページに沿って4段を並べます。

プラン料金(年払い・1席あたり)AI要約主な追加機能
無料0円月10会議まで無制限録画・無制限文字起こし・Slack/メール/カレンダー連携・モバイルアプリ
Pro月18ドル無制限AIノートのテンプレート・アクション項目の割り当て・全文横断検索・ボット外観のカスタマイズ・5,000以上の連携
Business月59ドル(年払い、月払いは98ドル)無制限AIによる営業分析とコーチング・API/Webhook・高度なCRM連携・複数チーム管理・強化されたGDPR同意管理
Enterprise個別見積もり無制限専用環境のAI・専任カスタマーサクセス担当・カスタム請求

つまり、無料は「録画係」、Proは「議事録係」、Businessは「営業の分析係」。プランの名前より、この役割で考えると選びやすいです。

日本語の料金ページでは円建て表記も出ます。Proは年間契約で1席あたり年36,960円(税込表記は決済画面で確認してください)。ドル建ての月18ドルと同じ段のプランです。為替と表示地域で見え方が変わるので、契約前に決済画面の金額を必ず見てください。

料金の並びだけを他製品と突き合わせたいなら、tldvのツールページAI議事録・会議ツールの比較記事を行き来するのが早いです。

無料で足りる人/有料に上げるべき人

判断は会議の本数でほぼ決まります。

  • 週2-3本の会議で、要約が必要なのは一部だけ → 無料で十分
  • 毎日商談があり、全部を要約して残したい → Pro一択
  • 営業チームで話し方の傾向まで分析したい → Business

月10会議という無料の上限は、営業職なら1週間で使い切る量です。逆に社内定例が中心の人なら、月10回の要約でも余ります。

自分が上限を超えるかどうかは、直近1か月のカレンダーを数えれば分かります。次は、実際に動かす手順へ。


tldvの使い方は?3ステップで終わる

導入で詰まるところはほぼありません。アカウントを作ってカレンダーをつなげば、あとは勝手に会議へ入ってきます。

1. アカウント登録とカレンダー連携

公式サイトからGoogleアカウントまたはMicrosoftアカウントでサインアップします。クレジットカードは不要。登録の流れでGoogleカレンダーかOutlookカレンダーの連携を求められるので、ここを許可します。

この連携が要です。カレンダーの予定にビデオ会議のURLが入っていれば、tldvはそれを見つけて自動で参加します。

2. 録画する会議を選ぶ

ダッシュボードに今後の会議一覧が並びます。初期設定では全部の会議に入ろうとするので、ここは最初に見直してください。

  • すべての会議を自動録画
  • 自分が主催する会議だけ
  • 外部の人がいる会議だけ
  • 個別にオン・オフ

1on1や採用面談まで自動で録られると事故になります。導入直後にこの設定を触るかどうかで、後のトラブルが変わります。

3. 会議後に要約を受け取る

会議が終わると、数分でダッシュボードに録画・文字起こし・要約が並びます。Slack連携をしていれば、指定チャンネルに要約が飛びます。

要約はそのまま議事録にしてもいいですが、話者名の表記ゆれや固有名詞の誤変換は残ります。社外に出す文書にするなら、人の目を1回通してください。

会議中に手動でハイライトを打つこともできます。「今の発言は残したい」と思った瞬間にボタンを押すと、その位置にしおりが入る仕組み。後から探す手間が消えます。

ここまでが基本の流れ。日本語で使うときの精度が次の関心事になります。


tldvの日本語対応はどこまで実用的?

文字起こしは日本語に対応しています。管理画面も日本語表示が用意されているので、英語のまま使う必要はありません。

ただし、日本語の文字起こしには英語とは違うクセが出ます。押さえておくべきは3つ。

  • 固有名詞は落ちる:社名、製品名、人名は誤変換されがち。「AI PICKS」が「エーアイピックス」になるような揺れは日常茶飯事
  • 同音異義語が混ざる:「機構」「気候」「起稿」のような語は文脈で外す
  • 話者の重なりに弱い:複数人が同時に話す場面は、どちらかが欠ける

これは特定の製品の欠点というより、日本語の音声認識全般の課題です。同じ条件なら他の議事録ツールでも似た結果になります。

実務での付き合い方はシンプル。要点をつかむ用途では十分に使えます。一字一句の正確さが必要な議事録には、人の確認を挟んでください

株主総会の議事録や、法務が絡む契約交渉の記録。こういう場面で無修正のAI出力をそのまま出すのは危ないです。逆に、社内定例の共有や商談の振り返りなら、修正なしでも困りません。

用途によって求める精度が違うという当たり前の話に落ち着きます。この整理は他のAI議事録ツールでも共通なので、文字起こしAI 無料おすすめ11選|料金と精度で選ぶ正解 (2026年版)を眺めると自分の基準が定まります。

ここまでの整理:tldvは無料でも録画と文字起こしが無制限。AI要約は月10会議までで、ここが有料の分かれ目。日本語の文字起こしは要点把握には十分で、正確さが要る文書には人の確認が必要。

残るはセキュリティとボットの話。導入判断ではここが最後の関門になります。


ボット参加とデータの扱いで確認すべきことは?

会議にボットが入る方式は、相手に録音を知らせる効果がある一方で、社外会議では説明が要ります。導入前に社内ルールを決めておくと揉めません。

ボット参加で起きること

  • 参加者一覧に「tl;dv」の名前が並ぶ
  • 相手から「これは何ですか」と聞かれる可能性がある
  • 相手企業のポリシーで、外部ボットの参加が禁止されている場合がある

3つ目が実務では効きます。金融や医療、官公庁の会議では、外部ツールの参加自体が規程で止められていることがあります。導入前に、主要な取引先のルールを確認しておく価値があります。

データの保管場所

2026年時点のtldvは、EU域内のサーバー(Google Cloud、AWS、HetznerのISO 27001認証データセンター)でデータを保管しているとされています。SOC 2およびEU AI Actへの対応も表明しています。以前は米国中心の構成だったので、この点は改善された部分です。

日本の企業が使う場合、社内規程で「データの国内保管」を求めているケースだけは注意してください。EU保管は日本の規程を自動的に満たすわけではありません。国内保管が要件になるなら、AI議事録ツールのカテゴリ一覧で国産ツールも並べて検討したほうが早いです。

録音の同意

日本では、会議参加者が録音の事実を知っていれば法的な問題は生じにくい構成です。ボットが表示される方式は、この点でむしろ有利。ただし社内ルールとして「録画は事前に口頭で伝える」を決めておくのが無難です。

セキュリティ面の整理は済みました。他の選択肢と比べたときの立ち位置を見ます。


他のAI議事録ツールとの違いはどこに出る?

同じジャンルの製品はいくつもあります。tldvの強みは、動画クリップの切り出しと外部連携の広さ。弱みは、日本語圏での情報量とサポートです。

代表的な比較軸で並べます。

比較軸tldvの立ち位置
無料プランの太さ録画・文字起こしが無制限で、この価格帯では破格
動画の扱いクリップ切り出しが強い。テキスト中心のツールに勝る部分
外部連携5,000以上。CRM連携を重視する営業組織向き
日本語の情報量海外製なので国産ツールに劣る。日本語のサポート記事は少なめ
対応会議ツールZoom・Meet・Teamsの3つ。対面の会議録音は不得手

つまり、オンライン会議が中心で、記録を他のツールに流し込みたい人にはよく合います。逆に対面商談が多い人や、日本語の手厚いサポートが必要な組織には国産ツールのほうが向きます。

国産との比較を含めて選びたいなら、AI議事録ツールのカテゴリ一覧で条件を絞るのが早いです。文字起こしの精度だけを軸に見るなら文字起こしAI 無料おすすめ11選|料金と精度で選ぶ正解 (2026年版)のほうが近道です。


編集部の評価

無料プランの太さが圧倒的です。録画と文字起こしが無制限で0円というのは、この分野では破格の部類。競合の多くは無料枠に録画時間や本数の上限を置いているので、まず試す入口としてtldvを推せます。

有料に上げる判断は、月10会議というAI要約の上限をどう見るかに尽きます。営業職なら1週間で使い切る量。この職種の人にとって、年払い月18ドルのProは迷う金額ではありません。

一方で、社内定例が中心の会社員には無料で十分。「とりあえずProに」という勧め方は、正直イマイチだと考えています。月の会議本数を数えてから決めれば足ります。

弱点も明確です。日本語の文字起こし精度は、固有名詞の多い会議で確実に手直しが要ります。日本語のサポート情報も海外製ツール相応で、詰まったときに日本語で解決策を探すのは骨が折れます。

G2でのスコアは2026年8月時点で4.7(530件のレビュー)。5つ星が84%、4つ星が13%という分布で、低評価のかたまりがありません。この形は、大きな地雷がないタイプの製品によく出ます。

まとめて言えば、オンライン会議が週5本以上ある人には重宝します。それ以下なら無料枠で様子を見るのが賢い入り方です。機能とスコアの一次情報はtldvのツールページにまとめてあります。


よくある質問(FAQ)

Q. tldvは完全無料で使えますか

録画と文字起こしは無料のまま無制限で使えます。クレジットカードの登録も不要です。制限があるのはAI機能で、AI要約は月10会議まで、質問機能(Ask tl;dv)も月10回までです。

Q. 日本語の会議でも使えますか

使えます。文字起こしは日本語に対応し、管理画面も日本語表示が用意されています。ただし固有名詞や同音異義語の誤変換は残るので、社外に出す議事録には人の確認を挟んでください。

Q. 相手にバレずに録画できますか

標準ではボットが参加者として表示されるので、相手からは録画されていることが見えます。透明性を重視する設計で、無断録音の用途には向きません。相手企業のポリシーで外部ボットの参加が禁止されている場合もあります。

Q. ZoomやTeams以外の会議でも使えますか

対応しているのはZoom、Google Meet、Microsoft Teamsの3つです。対面の打ち合わせや電話会議の録音には別の手段が必要になります。別方式のツールを探すならAI議事録・会議ツールの比較記事が参考になります。

Q. 解約するとデータはどうなりますか

有料プランから無料に戻した場合、無料プランの制限が適用されます。契約前に、保存済みの録画データの扱いを公式のヘルプで確認してください。重要な議事録は解約前にダウンロードしておくのが安全です。


次に読むならこれ

tldvと国産ツールを並べて決めたいなら、AI議事録・会議ツールの比較記事へ。日本語精度とサポート体制の差を軸に整理してあるので、「海外製で本当にいいのか」という迷いに答えが出ます。

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