「無料の文章校正ツール」で検索して、上位の比較記事を何本か開きました。どれも似たようなツール名が並んでいて、無料枠は400文字とか1,000文字とか、やたら短いです。結局どれを開けばいいのか分からないまま、タブだけ増えています。

その前提、ひとつ外れています。1回で10,000文字まで無料で通せるツールが、登録なしで存在します。3,000字の記事なら3本まとめて投げられる量です。

文章校正ツールとは、貼り付けた文章から誤字脱字・変換ミス・表記ゆれ・不適切な言い回しを機械が見つけて、直し方まで出してくれるサービスのこと。無料版は「誰が見ても間違いとわかる日本語」を担当します。有料版はそこに「自社だけのルール」が乗ります。

この差が、0円で済むか月に数千円かかるかを決めます。


無料の文章校正ツールはどれが何文字まで通せる?

無料枠がいちばん広いのはso-zou.jpの1回10,000文字。登録も費用もかかりません。文字数で選ぶなら、ここが出発点です。

まず全体像を、無料で通せる文字数の多い順に並べます。

ツール無料で通せる文字数登録得意なこと
so-zou.jp文章校正ツール1回10,000文字不要表記の誤り検出、全角半角変換、形態素解析
Enno文字数制限なし不要9,500件超のエラーパターン、理工系の文章に強い
PRUV未登録400文字/登録1,000文字任意漢字・かな使用率、読点の数の分析
Shodo無料プランあり必要誤字脱字、敬語、話し言葉の検出
日本語校正サポート無料不要シンプルな画面で直感的に使える

つまり、量を投げるならso-zou.jpかEnno、読みやすさを数字で見たいならPRUV、チームで書くならShodoという住み分けです。

so-zou.jpの10,000文字は破格です。初期費用も月額もゼロ。表記や表現の間違いを見つけるだけでなく、わかりやすい言い回しの提案、キーフレーズの抽出、形態素解析(文を単語ごとに切り分ける処理)まで同じページに載っています。ついでにエンコード変換やタブ→スペース変換まで並んでいて、正直やりすぎなくらいです。

Ennoはさらに上をいきます。文字数の制限そのものがありません。9,500件を超えるエラーパターンを溜め込んでいて、誤検出を抑える方向に振ってあるのが特徴。理工系の文章で使われる全角・半角の混在みたいな、地味だけど直したいところを拾ってくれます。

一方でPRUVの400文字は、たしかに短いです。ただしこれは「ユーザー登録なし」の数字です。無料のまま登録すれば1,000文字まで伸びます。

PRUVを推す理由は文字数ではありません。入力したテキストを文章の形では一切保存せず、AIの学習にも使わないと明記している点です。社内文書を貼るなら、この一文の有無は効きます。

学生やレポート用途なら、青山学院大学が提供するTomarigiという選択肢もあります。ビジネス文書向けの他ツールとは検出の狙いが違うので、論文を書くなら一度通す価値があります。

検出のクセまで踏み込んで比べたいなら、AI文章校正ツールおすすめ10選を徹底比較|日本語対応・料金・無料枠で選ぶ(2026年版)を先に読むと選び分けが早く済みます。校正ツールの仕組みそのものから押さえたい場合は、AI文章校正ツールおすすめ10選を徹底比較|日本語対応・料金・無料枠で選ぶ(2026年版)が入り口になります。

ここまでで「無料で足りそう」と感じたなら、その感覚はほぼ合っています。では、どこから足りなくなるのか。


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この記事で紹介 / AIライティング3.66無料あり日本語◎最低料金 ¥0〜

無料版が止まる線は「文字数」と「辞書」の2つだけ

無料版が止まる線は「文字数」と「辞書」の2つだけ

無料の文章校正ツールが止まる2つの境界線

無料と有料を分けているのは、機能の数ではありません。一度に通せる文字数と、自社ルールを登録できるかどうか。この2点です。

ひとつめの文字数から見ます。

PRUVの段差がいちばん分かりやすい例です。未登録400文字、無料登録で1,000文字、Proで50,000文字。3,000文字の原稿を書く人にとって、この差は「3回に分けて貼る」か「1回で終わる」かの違いになります。

1回あたりの損失は数分です。ただし毎日書くなら、月では数時間になります。

ふたつめが辞書。ここが本命です。

「サーバー」か「サーバ」か。「行なう」か「行う」か。「お客さま」か「お客様」か。どれも日本語として間違いではありません。だから無料ツールは何も言ってくれません。

でも社内資料に両方が混ざっていたら、それは品質の問題です。

自社の表記ルールを登録できるツールでないと、この手のゆれは永久に指摘されません。PRUVは無料登録でも辞書のカスタマイズができますが、チーム全員で同じ辞書を共有するとなると有料の領域に入ります。

判断の線を引くとこうなります。

  • ひとりで、記事単位で書く → 無料で足りる
  • 複数人で表記を揃える必要がある → 有料を検討
  • 一度に5,000文字超の原稿を毎日通す → 有料を検討
  • 広告表現や薬機法など、間違えると事業が止まる → 専門サービスの領域

書く工程まで含めて0円で回せるかを確かめたいなら、無料で使えるAI文章作成ツールも見ておくと、どこで課金するかの判断が早くなります。

自分がどちら側にいるか決まったら、実際の値段を見ます。


有料の文章校正ツールはいくらから?

有料の文章校正ツールはいくらから?

有料の入り口はPRUV Proの30日550円(税込)。上限が50,000文字まで一気に伸びます。

主要な有料ツールを、安い順に並べます。

ツール料金(税込)初期費用一度に通せる文字数
PRUV Pro550円/30日なし50,000文字
PRUV Business1,430円/月なし50,000文字
文賢1,650円/月〜11,880円公式サイト参照
文賢(従来ライセンス)2,178円/月・1ライセンス11,880円公式サイト参照

つまり、月550円から月2,000円台までが個人向けの実勢価格です。法人向けにログ管理やAPI連携まで求めると、市場相場は月5,000円から30,000円以上に跳ね上がります。

PRUV Proの550円は30日単位という点が地味に効きます。月額サブスクではなく、必要な月だけ買えます。原稿が集中する月だけ課金して、閑散期は無料版に戻します。この使い方ができるツールは多くありません。

文賢は値段の性格が違います。月額2,178円のライセンス料に加えて、初期費用11,880円が最初に一度かかります。1年使う前提なら、実質の年額は約37,000円。この数字を見て「高い」と思ったら、たぶんまだ無料版で足ります。

ただし文賢が持っているのは校正機能だけではありません。誤字脱字の指摘に加えて、読みやすさ・わかりやすさ・不快な表現が混ざっていないかまで、独自に整理された100の視点でチェックします。マスキング機能やカスタム辞書、辞書の共有機能、ユーザー管理まで揃っていて、要するに「チームで文章の品質を揃える」ための道具です。

文賢とShodoの検出のクセを並べて見たいなら、AI文章校正ツールおすすめ10選を徹底比較|日本語対応・料金・無料枠で選ぶ(2026年版)に同じ原稿を通した目線での整理があります。

文賢には14日間の無料トライアルもあります。全機能が使えて、期間中にキャンセルすれば料金は発生しません。迷っているなら、比較記事を5本読むより14日間触るほうが早いです。

ここまでの整理: 無料の上限はso-zou.jp(1回10,000文字)とEnno(制限なし)が突出。有料の入り口はPRUV Pro 30日550円。チームで表記統一まで踏み込むなら文賢(月2,178円+初期11,880円)。判断軸は文字数と辞書の2つだけ。

値段が分かったところで、次はChatGPTで代用できるのかという話です。


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ChatGPTが合わなかったら

回答の正しさが不安なら、同じ質問を複数モデルに投げて突き合わせられる

生成AIに校正させるのとツールを使うのは何が違う?

生成AIは「文章をよくする」のが得意で、専用ツールは「間違いを見逃さない」のが得意です。この違いを踏まえると使い分けが決まります。

ChatGPTやClaudeに原稿を貼って「校正して」と頼めば、それなりの結果は返ってきます。誤字も拾うし、言い回しの提案までしてくれます。無料枠でも使えます。

問題は再現性です。

同じ原稿を2回投げると、指摘が変わることがあります。1回目で拾った誤字を2回目は素通りします。逆に、間違っていない箇所を「不自然です」と直してくることもあります。校正という工程では、この揺れが致命的になります。

専用ツールは辞書とルールで動くので、同じ入力には同じ指摘を返します。地味ですが、これが校正の本体です。

使い分けの目安はこうです。

  • 誤字脱字・変換ミスの検出 → 専用ツール
  • 文章を分かりやすく書き直す → 生成AI
  • 表記ルールの統一 → 辞書を持つ有料ツール
  • 構成そのものの相談 → 生成AI

もうひとつ、無視できない違いがあります。入力したテキストの扱いです。PRUVのように「文章の形では保存せず学習にも使わない」と明記しているツールと、規約を読まないと分からない生成AIサービスとでは、社内文書を貼るときの安心感が違います。

AI搭載の校正ツールまで含めて選択肢を広げたいなら、AI文章校正ツールおすすめ10選に一覧があります。ツール単体で探すならAIライティング系ツールのカテゴリからたどるのが早いです。掲載中のツールを条件で絞り込むならAIライティングツールのカテゴリページも使えます。

道具が決まったら、次は通し方の設計です。


無料ツールだけで1万字の原稿を校正する手順

10,000文字の原稿を無料で通すなら、so-zou.jpに丸ごと投げてから、気になる箇所だけPRUVで数値を見ます。この2段構えで足ります。

実際の流れはこうなります。

  1. so-zou.jpに原稿を全文貼って、誤字と表記の誤りを一括で潰す
  2. 直したあと、特に読みにくかった段落だけPRUVに1,000文字ずつ貼る
  3. PRUVで漢字・かな使用率と読点の数を見て、詰まっている段落を割る
  4. 数字・固有名詞・URLは目視で確認する(ここは機械が保証しません)

3の「読点の数」は効きます。1文に読点が3つ以上あるなら、その文はたいてい長すぎます。PRUVはここを数えてくれるので、感覚ではなく数字で切れます。

4を最後に置いたのには理由があります。校正ツールは日本語としての正しさを見ますが、事実としての正しさは見ません。「2026年3月」と書くべきところが「2025年3月」でも、日本語としては何もおかしくないからです。

金額・日付・製品名・リンク先。この4つは、どのツールを使っても人間が確認する領域として残ります。

長文を毎日書くなら、この手順を毎回踏むのは面倒です。そこが有料に切り替えるタイミングになります。


使う人ごとに、どれを選ぶのが正解か

ブログを書く個人はso-zou.jp一択。チームで表記を揃えるなら文賢。この2つを両端に置くと、あいだが埋まります。

立場ごとに整理します。

使う人推奨理由
個人ブロガーso-zou.jp1回10,000文字が無料。課金する理由がない
理工系・技術文書Enno文字数制限なし、全角半角の混在に強い
社内文書を扱う会社員PRUV(無料登録)テキストを保存しない明記あり
毎日長文を書く人PRUV Pro30日550円、50,000文字まで一気に通せる
編集チーム文賢辞書共有・ユーザー管理・100の視点

受注原稿を毎日校正するならフリーランス向けのAI校正の使い方、役員報告や対外文書の精度を上げたいなら経営層向けの校正ツール整理が、それぞれ近い前提で書かれています。

つまり、ひとりで書いているうちは無料で完走できて、人が増えた瞬間に有料の価値が出ます。境目は文字数ではなく人数、というのが実態に近い見立てです。

ひとつ補足します。「無料だから精度が低い」は成り立ちません。so-zou.jpもEnnoも、誤字脱字の検出という一点では有料ツールに大きく劣りません。有料が持っているのは精度ではなく、辞書・共有・管理といった運用の機能です。

ここを混同すると、ひとりで書いているのに月2,000円払い続けることになります。


編集部の評価

公開されている料金と仕様を並べたうえで、率直に言います。

so-zou.jpの1回10,000文字・登録不要は破格です。 無料の校正ツールを探している人の大半は、ここで探索を終わらせていい。他の比較記事が400文字や1,000文字のツールを上に置いているのは、正直よく分かりません。

PRUVの未登録400文字だけを見て切り捨てるのは早いです。 無料登録で1,000文字に伸びること、そしてテキストを保存しないと明記していること。この2点を含めて評価すると、社内文書用としては重宝します。

文賢の初期費用11,880円は、個人には正直イマイチな設計です。 月額2,178円は許容範囲でも、最初に1万円超を払う構造は、ひとりで書く人には合いません。逆にライセンスを複数持つ編集チームなら、初期費用は1回で済むので相対的に軽くなります。設計が最初からチーム向きです。

生成AIの校正は、ツールの代わりにはなりません。 書き直しには圧倒的に強い。でも「同じ入力に同じ指摘」が返らない以上、校正の最終工程には置けません。併用が正解です。

判断に迷ったら、まずso-zou.jpに原稿を投げてみてください。それで困らないなら、この記事の残りは読まなくていい話です。


よくある質問(FAQ)

Q. 無料の文章校正ツールで、いちばん長い文章を通せるのはどれですか

Ennoが文字数制限なし、so-zou.jpが1回10,000文字です。登録も費用も要りません。3,000字の記事なら、so-zou.jpに3本まとめて貼れる計算になります。

Q. PRUVの無料版は400文字までですよね

それは「ユーザー登録なし」の場合の上限です。無料のままユーザー登録すれば1,000文字まで伸びます。有料のPro(30日550円)にすると50,000文字まで通せます。

Q. 文賢はいくらかかりますか

月額2,178円(税込・1ライセンス)に加えて、初期費用11,880円(税込)が最初に一度かかります。新しいプラン体系では月額1,650円からの設定もあります。14日間の無料トライアルがあり、期間中にキャンセルすれば料金は発生しません。

Q. 社内文書を校正ツールに貼っても大丈夫ですか

PRUVは入力されたテキストを文章の形では一切保存せず、AIの学習にも利用しないと明記しています。ツールごとに扱いが違うので、機密性の高い文書を扱うなら、この記載があるかどうかを先に確認してください。

Q. ChatGPTがあれば校正ツールは要りませんか

要ります。生成AIは書き直しに強い一方で、同じ原稿を2回投げると指摘が変わることがあります。誤字脱字の検出は専用ツール、分かりやすく書き直すのは生成AI、という分担が現実的です。


次に読むならこれ

無料で足りると分かった人が次に困るのは、たいてい「書く工程」です。校正の前段をどこまで0円で回せるかを知りたいなら、無料で使えるAI文章作成ツールを読むと、課金する場所を1か所に絞れます。

書く側のツールを横断で見比べたいならAI文章作成ツールの比較記事、チームで校正まで回す前提ならShodoのツールページで対応範囲を確認しておくと、導入の判断が早く済みます。