定義
システミックリスク(GPAI)とは、演算能力や利用規模の大きさから社会全体に重大な影響を及ぼしうると判定された汎用目的AIモデルに、EU AI法が追加の義務を課す分類区分のこと。
システミックリスク (GPAI)とは(詳しく解説)
システミックリスク(Systemic Risk)とは、EU AI法(第51条)が汎用目的AI(GPAI)モデルのうち、学習に用いた演算量が10の25乗FLOPsを超える、あるいは欧州委員会が指定した基準を満たすモデルを指す分類のこと。この基準に該当すると、提供者にはモデル評価・敵対的テスト(レッドチーミング)・重大インシデントの報告・サイバーセキュリティ対策・欧州委員会への通知といった追加義務が課される。GPT-4やGemini、Claudeのような大規模モデルはこの水準に達しうるとされ、対象になれば通常のGPAI義務より重い体制整備が必要になる。 2026年時点の実運用での落とし穴は、自社が「システミックリスクモデルの提供者」なのか「それを組み込むだけの利用者」なのかの切り分けだ。多くの日本企業は後者に該当し提供者義務を直接負わないが、ファインチューニングで独自モデルを再配布する場合は提供者側とみなされうる。現場ではこの判定を法務任せにせず、利用モデルの技術文書(モデルカード)を早期に確認しておくことが、後からの手戻りコストを避ける近道とされる。
この解説の引用について
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出典: AI PICKS AI用語辞典「システミックリスク (GPAI)とは」 https://aipicks.jp/glossary/systemic-risk-ai
システミックリスク (GPAI)の使用例
- 自社がファインチューニングして再配布するモデルが、EU AI法のシステミックリスク基準に該当するか確認すべきポイントを3つ挙げて
- GPT-4やGeminiのような大規模モデルをAPIで組み込むだけの場合、提供者と利用者どちらの義務を負うか整理して