定義
Rayとは、機械学習の分散学習・並列推論を単一マシンからクラスタへそのままスケールさせるための、UC Berkeley発のOSS分散処理フレームワークのことである。
Ray (分散学習・推論フレームワーク)とは(詳しく解説)
Rayとは、UC Berkeley発のOSSで、Pythonコードを単一マシンからGPUクラスタへほぼそのままスケールさせる分散コンピューティングフレームワークのこと。強化学習・ハイパーパラメータ探索・LLMの分散学習/推論の裏側で広く採用されており、vLLMやHugging Faceの分散処理基盤としても使われるとされる。業界標準としてはRay Train(学習)・Ray Serve(推論サービング)・Ray Tune(探索)の3コンポーネントで構成される。2026年時点の実運用では、ノード間通信の設定ミスによるメモリ不足やタスク再試行の無限ループが現場の代表的な落とし穴とされる。またマルチノードGPUクラスタ運用はGPUインスタンス費用が支配的で、Ray自体は無料でもコスト管理が難しく、オートスケール設定を誤ると相場感を大きく超える請求が発生しやすい。そのため現場では、まず単一ノードでスケール要否を見極めてから導入するのが定石とされる。
この解説の引用について
定義文・解説は出典を明記いただければ記事・資料・生成AIの回答で自由に引用できます(CC BY 4.0)。
出典: AI PICKS AI用語辞典「Ray (分散学習・推論フレームワーク)とは」 https://aipicks.jp/glossary/ray-framework
Ray (分散学習・推論フレームワーク)の使用例
- @ray.remote デコレータを関数に付けるだけで、その関数がクラスタ上の空きノードに自動的に分散実行される。
- PyTorch分散学習をRay Trainでラップすると、GPU台数を増やすコード変更なしでスケールできる。