Perplexity、Mac向けハイブリッド計算を提供 3つのローカルモデルで開始
- PerplexityがMac向けハイブリッド計算を提供しました。
- クラウドAIとMac上のローカルモデルを分担します。
- Pro、Max、Enterprise加入者が利用できます。

Perplexityは、Mac向けにハイブリッド計算を導入しました。Perplexity ComputerがクラウドAIとMac上のローカルモデルを組み合わせ、機密性の高いファイルや情報を端末内で扱えるようにします。
新しいPerplexity for Macアプリでは、Perplexity Computer向けにポストトレーニングされた小型ローカルモデルを追加し、Mac上でタスクを実行できます。クラウド側は高度な推論、Web検索、計画を担い、Mac上のローカルモデルは非公開ファイルや端末内の操作を処理します。
Mac上のプライバシーゲートは、保護対象ファイルの情報がクラウドに届く前に、機密情報のマスク、端末内保持、操作拒否、同意確認を選べます。名前、住所、口座番号、シークレットなどを識別するオンデバイス分類器も含みます。
Enterprise加入者向けには、管理者が組織全体のルールを設定できます。Macに残す情報、クラウド利用前にマスクする情報、ユーザー承認が必要な情報を管理でき、端末外に出た情報の監査もできます。
ハイブリッド計算はPro、Max、Enterprise加入者に提供されます。Gemma 4 E4B、Qwen3.6 35B-A3B、Perplexityモデルの3つで開始し、macOS 15+と24GB以上のユニファイドメモリを備えたApple silicon Macで動作します。
つまり、Macの中だけで扱いたい資料と、ネットで調べたい内容を、Perplexityが自動で振り分けてくれる仕組みです。難しい調べ物や検索はクラウドの大きなAIが担当し、契約書や顧客リストのような社外に出せない資料は、Macの中の小さなAIが読みます。
Macの側には関所のような仕組みもあって、名前や住所、口座番号を見つけると、伏せ字にする、Macの中に留める、処理を断る、本人に確認する、のいずれかを選べます。

性能の自慢より先に、何を端末の外に出さないかの話が並びます。ハイブリッド計算の説明で目立つのは、伏せ字にする、端末内に留める、拒否する、同意を求める、という4つの選択肢でした。筆者はこの並びに引っかかりました。性能より、まず線引き。
動く条件はmacOS 15以上とメモリ24GB以上のApple silicon Macなので、会社支給のMacだと少し前の機種は外れそうです。逆にいえば、条件さえ満たせば追加の機材は要りません。士業や金融のように、外に出せない資料を抱えたままAIを使いたい職場には刺さりそうです。
月に数回しか機密資料を触らない人なら、無理に切り替えるほどではないと思います。毎日クライアントの資料を開く人で、すでにPro以上を使っているなら、試す価値はかなりあります。次に見たいのは、Enterpriseの管理者が端末外に出た情報の監査をどこまで細かく追えるか。あとは競合の検索AIが同じ端末内処理を載せてくるかどうかを見ています。
機密ファイルをMac内に残したままAI作業を進めたいPerplexityの有料利用者と組織管理者に関係します。


