概要
Amazon Bedrockは、AWSが提供する生成AIアプリケーション・エージェント構築向けのフルマネージドサービス。Anthropic Claude、Meta Llama、Mistral AI、Cohere、Amazon Nova、DeepSeekなど数百の基盤モデルを単一APIで切り替えて利用できる。100,000以上の組織が本番運用で利用しているとAWSは説明している。
主要機能
Knowledge Basesを使えば社内データをS3に置くだけでRAG基盤を構築できる。Bedrock AgentCoreはエージェントの構築・接続・最適化を行うプラットフォームで、フレームワークやモデルを問わず利用可能。Guardrailsは有害コンテンツのフィルタリングや機密情報検出、拒否トピック設定などでモデル応答の安全性を高める。コスト最適化機能として、Prompt Caching(繰り返し利用するプロンプトのキャッシュ)、Intelligent Prompt Routing(リクエスト内容に応じたモデル自動振り分け)、Model Distillation(高性能モデルの出力を用いた軽量モデルの蒸留)を備える。
料金体系
料金はプロバイダー・モデル・トークン数に応じた従量課金制。固定の月額プランは存在せず、Standard・Flex・Priority・Reservedの処理階層から用途に応じて選択する仕組みになっている。Bedrock AgentCoreなどエージェント関連機能は別途、呼び出し回数やストレージ量に応じた課金が加わる。
対象ユーザー
IAM・VPC・KMS・CloudTrailなどAWS基盤上での権限管理・監査・既存システム連携を重視する企業・開発チームに向く。既にAWSインフラを利用している組織が、複数の基盤モデルを一つの契約・請求・権限管理の下でまとめて扱いたい場合に適している。


