Anthropic、Claude向けEFSを発表 100超の顧客と開発
- Claude向けのEFSが発表されました。
- ZDRと不正利用検知の両立を目指します。
- 顧客管理のクラウドにデータを保存します。

EFSはゼロデータ保持のプライバシーと、不正利用を検知する安全対策を組み合わせる仕組みです。データはAnthropicではなく、顧客が管理するクラウド基盤に保存されます。
EFSは今秋後半から段階的に顧客へ展開されます。移行を円滑にするため、対象顧客にはEFSの準備が整うまで、Fable 5とFable 5.1でZDRが提供されます。
EFSは100を超える顧客との協力で開発されました。対象業界には金融サービス、医療、製造、通信、法律、小売、公共部門が含まれます。Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureのクラウドパートナーとも協力しています。
EFSはClaude Code、Claude Enterprise、Claude Platform、Amazon Bedrock、Claude Platform on AWS、GoogleのAgent Platform、Microsoft Foundryでサポートされます。自動監視が深刻な不正利用の兆候を検知すると、その通知は顧客へ直接送られます。Anthropic従業員による人間のレビューは不要です。
つまり、AI に読ませた業務データを自社の金庫に置いたまま、不正の見張りだけを Anthropic に任せる仕組みです。これまでは、見張りをつけてもらうならデータを預けるしかありませんでした。EFS では保管場所が顧客のクラウドのままで、怪しい動きを見つけたときの通知も顧客の担当者に直接届きます。

性能の話より先に、データをどこに置くかが並ぶ発表でした。金融や医療といった名前が早々に出てくるあたりに、規制の厳しい業界からは使えないと言われ続けた事情がにじみます。
100 社超との共同開発。ここまで顧客を巻き込むのは、製品というより業界の標準を先に作りにいっているからだと思います。
Anthropic の社員がログを一切見ない、という一点だけで社内の承認が通る会社はかなりあるはずです。ただ、通知が来た後に中身を調べるのは自社の担当者です。手間がゼロになるわけではありません。競合も近いうちに似た仕組みを出してきそうです。
今秋後半に始まる段階的な展開で、Claude Code とどのプラットフォームから先に対応が来るのかを見たいです。
規制業界を含む企業でClaudeを利用し、データ管理と不正利用検知を両立したいチームに関係します。
出典: Anthropic News ↗


