定義
指示の再掲とは、プロンプトの冒頭で示した重要な指示や制約を、本文の途中や末尾でもう一度書き添え、モデルが指示を見失うのを防ぐプロンプト技法のこと。
指示の再掲 (Instruction Repetition)とは(詳しく解説)
指示の再掲とは、プロンプトの冒頭でしか示されない指示ほどモデルに軽視されやすいという「Lost in the Middle」現象への対策として、重要な指示や制約をプロンプト内の複数箇所(冒頭・区切り・末尾)に繰り返し配置する手法として知られる。RAGで大量の参照文書を挿入する構成や、長大なシステムプロンプトを使うエージェント運用で特に有効とされる。2026年時点の実運用では、再掲を増やすほど指示の遵守率は上がる一方、トークン数が線形に増えるためAPIコストと応答レイテンシが悪化するトレードオフが指摘されている。現場では、外してはいけない制約だけを末尾に再掲し、頻繁に変わらない指示はプロンプトキャッシュ用の固定プレフィックスへ寄せるといった取捨選択が定石になっている。相場感としては、数千トークン規模のプロンプトで指示を1〜2箇所再掲する程度なら費用対効果は許容範囲内とされるが、全文を丸ごと繰り返す設計はコスト超過を招きやすい。
この解説の引用について
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出典: AI PICKS AI用語辞典「指示の再掲 (Instruction Repetition)とは」 https://aipicks.jp/glossary/instruction-repetition
指示の再掲 (Instruction Repetition)の使用例
- システムプロンプトの冒頭で禁止事項を示し、ユーザー入力の直後にも同じ禁止事項を再掲して遵守率を上げる設計。
- 予算上限などの制約は、回答の冒頭と長いプロンプトの末尾の両方に書き、途中で見失われないようにする。