
【2026年最新】Glean完全ガイド|料金・使い方・Notion AIとの比較を徹底解説
要点 (30秒で読める答え): Gleanは、Slack・Google Drive・Salesforceなど100以上のアプリを横断検索し、社内情報に基づく回答を生成するAI企業内検索です。料金は非公開で、目安は$50+/ユーザー/月、最小100席です。
「必要なドキュメントが、どこにあるか分からない」。Slack・Google Drive・Salesforceに情報が散らばり、探すだけで半日溶ける——1000人規模の会社なら、これは珍しい話ではなく毎日の風景だ。
Glean(グリーン)は、このエンタープライズ特有の情報散乱を正面から潰しにいくAI検索プラットフォーム。Google出身のエンジニアたちが立ち上げ、Salesforce・Greylock・Sequoiaといった顔ぶれから大型の資金調達を重ねてきた(累計額・最新ラウンドはGlean公式プレスリリースを要確認)。エンタープライズ領域で採用が進んでいるとされるが、具体的な導入社数は公式公表値(2026-05時点)をご確認いただきたい。
この記事のポイント GleanのAI企業内検索とは?料金($50+/ユーザー/月)・主な機能・導入メリット・Microsoft CopilotやNotion AIとの比較・デモ申請方法まで初心者向けに解説します。
この記事の要点
- Gleanがどんなツールで、何が解決できるか
- 主な機能5つ(Glean Search・Glean Assistant・コネクター等)
- 実際の料金感($50+/ユーザー/月、カスタム見積もり制)
- Microsoft 365 Copilot・Notion AIとの比較表
- 導入のメリット・デメリット
- デモ申請〜導入開始までの流れ
- よくある質問6問
30秒で結論
- Gleanは「企業の全ナレッジをまとめて検索できるAI検索エンジン」
- Slack・Google Drive・Salesforce・Jiraなど100以上のアプリを横断検索
- 料金は公式非公開・カスタム見積もり制。第三者報告(Vendr/GetApp等)では$50+/ユーザー/月・最小100席程度との情報があるが、実際の金額は公式見積もりで要確認(2026-05時点)
- Glean AssistantでチャットUIから社内情報に基づいた回答・タスク実行が可能
- 中小企業には敷居が高い。1,000人以上の大企業向け
- 無料トライアルの提供有無は公式に明示されておらず、通常はデモ申請が入口(公式サイトで2026-05時点の最新条件を要確認)
Gleanとは?元Googlerが作ったAI企業内検索
Gleanとは、社内のあらゆるアプリを横断して検索し、社内情報に基づいた回答を返すAI企業内検索プラットフォームです。創業は2019年、サンフランシスコ。Google検索チーム出身のArvind Jain(CEO)を中心に、元Googlerたちが「社内版Google」を本気で作ろうとした製品だ。
技術の核は「Enterprise Graph(エンタープライズグラフ)」。社内のドキュメント、メッセージ、チケット、CRMデータといった情報源をすべてインデックス化し、コネクタ・グラフ・メモリを組み合わせて企業全体の文脈を読み解く。単なる全文検索ではなく「組織の地図」を持っているのが他社との分かれ目になる。
その地図がなぜ効くのか。それは、現場で起きている散らかり方を見れば分かる。
Gleanが解決する課題
いまの企業では、情報がこんな具合にあちこちへ散っている。
- Slack/Microsoft Teamsのメッセージ
- Google Drive/SharePointのドキュメント
- Salesforce/HubSpotの顧客情報
- Jira/Asanaのチケット・タスク
- Confluence/NotionのWiki
- Zendeskのサポートチケット、GitHubのコードとプルリクエスト
問題は数だけではない。これらを権限ごとに一元検索し、AIで回答を生成する——そこがGleanの勝負どころだ。「あのドキュメント、どこにある?」「この案件の経緯を教えて」といった曖昧な質問に、社内情報を根拠にしたリアルタイムの回答が返ってくる。
Gleanの主な機能5つ

1. Glean Search(横断検索)
100以上のエンタープライズアプリを横断するセマンティック検索。キーワードの一致ではなく、こちらの意図を汲んだ検索ができる点が肝になる。
たとえば「先月のQ1売上レビューのスライド」と打ち込むと、Google SlidesやSharePoint上の該当資料を、発表者・日時・関連メンションまで踏まえて並べてくれる。権限管理も厳密で、各ユーザーは自分がアクセス権を持つ情報だけを検索対象にできる。
2. Glean Assistant(AIチャット)
チャットUIから、Salesforce・Jira・GitHub・Google Calendarをまたいだ質問への回答や、タスク実行ができる。2026年春のアップデートで、機能はさらに増えた。
- エージェントサンドボックス: LLM(大規模言語モデル)が一度に読める文章の長さ=コンテキスト制限を超えた、大規模データ分析に対応
- リアルタイム音声: 音声入力でGlean Assistantに問い合わせ
- コンテンツ生成: 社内知識をベースにスライド・ドキュメント・コードを生成
- タスク管理エージェントテンプレート: 「今日のアクションアイテム」「週報生成」などの定型タスクを自動化
- Canvases(アダプティブUI): 問い合わせ内容に応じて最適化されたUIレイアウトを動的生成
3. コネクター(100以上のシステム連携)
Gleanは100以上のプリビルドコネクターを用意していて、既存のSaaSスタックにそのまま差し込める。
主要なコネクターを並べると、対応の幅広さが見えてくる。
| カテゴリ | 対応ツール |
|---|---|
| コミュニケーション | Slack, Microsoft Teams, Gmail |
| ドキュメント | Google Drive, SharePoint, OneDrive, Box |
| プロジェクト管理 | Jira, Asana, Linear, Monday.com |
| CRM/営業 | Salesforce, HubSpot, Zendesk |
| Wiki/ナレッジ | Confluence, Notion, Guru |
| 開発 | GitHub, GitLab, PagerDuty |
| カスタム | REST API, SFTP経由のカスタム連携 |
主要SaaSはほぼ網羅されている。自社専用のシステムも、REST APIやSFTP経由で取り込める。
4. Enterprise Graph(知識グラフ)
Gleanの差別化技術がこれだ。ドキュメントをただインデックスするのではなく、「誰が誰と組んでいるか」「どのプロジェクトが関連しているか」という組織の関係性をグラフとして把握する。
おかげで「この案件の担当者は?」「Aさんに関連するプロジェクト一覧は?」のような、関係性をたどる検索が成立する。
5. Glean Protect(セキュリティ・ガバナンス)
大企業が腰を据えて使えるよう、セキュリティ機能を本体に組み込んでいる。
主なセキュリティ仕様は次のとおり。
- SOC 2 Type II準拠
- GDPR/CCPA対応
- RBAC(ロールベースアクセス制御)
- SSO/SAML対応
- AES-256暗号化
- エージェント制御の細粒度ポリシー
- テナント分離(データ混在なし)
機能が揃っていることは分かった。では、これにいくら払うのか。ここからが導入判断の本丸になる。
Gleanの料金・費用感【2026年最新】
先に釘を刺しておく。Gleanは料金を公式には公開していない(2026-05時点)。すべてカスタム見積もり制で、セールスプロセスを通らないと数字が出てこない。以下はVendr・GetApp・ユーザーコミュニティといった第三者報告に基づく推定値であって、実際の契約条件は公式見積もりで個別に確認してほしい。
概算料金(2026年時点の業界報告値)
業界報告ベースの目安を、プラン別に並べた。
| プラン | 概算単価 | 備考 |
|---|---|---|
| Enterprise Search | $50+/ユーザー/月 | 最小100席〜 |
| Work AI(アドオン) | +$15/ユーザー/月 | Glean Assistantフル機能 |
| Unlimited | 要交渉 | Enterprise+Work AI統合 |
つまり、検索だけでも1ユーザー月$50から。AIチャットをフルに使うなら、さらに$15が乗る。
実際の契約規模感
- 契約規模感については第三者報告で複数の事例が共有されているが、Gleanは料金非公開のため最終的な金額は公式見積もりで個別確認が必要です(2026-05時点)
隠れコストに注意
提示単価だけ見ていると足をすくわれる。実際にかかる追加費用の内訳はこうだ。
- サポート費: 第三者報告ではARRの一定割合(10%前後との情報あり。実際の条件は見積もりで確認)
- POC費用: 第三者報告では有償ケースが多いとされる(条件・金額は要見積もり)
- 導入支援: 別途見積もり項目になることが多い
- 内部IT工数: コネクタ設定・運用に専任担当が必要との報告あり
- 更新時値上げ: 年次更新で価格改定があるとの報告がある(具体率は契約条件による)
正直なところ、Gleanは中小企業・スタートアップには現実的な選択肢ではない。1,000人以上の従業員を抱え、情報散乱によるコストをはっきり試算できる大企業向けのプラットフォームだ。
では、同じ予算を競合に回したらどうなるのか。横並びで見ていく。
Glean vs競合ツール比較
主要競合4社との比較表
主要な企業内検索・社内AIを4社並べると、Gleanの立ち位置がはっきりする。
| 項目 | Glean | Microsoft 365 Copilot | Notion AI | Guru |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | $50+/ユーザー/月 | $30/ユーザー/月 | $10/ユーザー/月(アドオン) | $18/ユーザー/月 |
| 最小席数 | 100席〜(第三者報告) | Microsoft公式の最新条件を要確認 | 1席〜 | 5席〜 |
| 横断検索 | 100以上のアプリ | Microsoft製品中心 | Notion内のみ | Guru内のみ |
| AI回答生成 | あり(Glean Assistant) | あり(Copilot) | あり(Notion AI) | あり(Guru AI) |
| セキュリティ | SOC 2 Type II | SOC 2 Type II | SOC 2 Type II | SOC 2 Type II |
| 日本語対応 | 一部対応 | 完全対応 | 完全対応 | 部分対応 |
| 無料トライアル | なし | あり(要交渉) | あり(30日) | あり(14日) |
| 対象規模 | 1,000名以上 | 300名以上 | 全規模 | 全規模 |
単価で見ればGleanは最も高い。だが「100以上のアプリを横断する」一点では、他の3社が追いつけていない。要は守備範囲の広さに金を払うツールだ。
どのツールを選ぶべきか
Gleanが向いているケース:
- 1,000人超の企業で、情報散乱が重大な業務課題になっている
- SalesforceやSlack・Google Workspace・Jiraなどを同時に使っており、横断検索が必須
- セキュリティ・コンプライアンス要件が厳しいエンタープライズ環境
Microsoft 365 Copilotが向いているケース:
- すでにMicrosoft 365(Teams・SharePoint・Outlook等)を全社導入済み
- Microsoft製品の外への連携は不要で、予算を抑えたい
Notion AIが向いているケース:
- ドキュメント管理をNotion中心に統一している
- チームが100人以下で、社内Wikiとして使う
- コストを最小化しつつAI機能を使いたい
選定の軸が定まったら、次に気になるのは「導入して何が得で、何が痛いのか」だろう。
Gleanを導入するメリット・デメリット
メリット
1. 情報アクセスの劇的な高速化
Gleanの自社調査では、導入により1ユーザーあたり年間最大110時間の情報探索時間が節約されたと報告されている。新入社員のオンボーディングでは36時間の削減効果があるという(いずれも同社発表値。第三者検証なし)。鵜呑みは禁物だが、桁感としては大きい。
2. 権限管理を維持したまま検索できる
GoogleドライブやSalesforceの権限設定を崩さず、ユーザーは自分がアクセス権を持つ情報だけを検索できる。「検索したら見てはいけない情報が出てきた」という事故を防げるのは、エンタープライズでは地味に効く。
3. AIエージェントによる自動化
Glean Assistantは回答して終わりではない。SalesforceやJira・GitHubをまたいでタスクそのものを実行する。「Salesforceの商談Aのステータスを更新して、Slackで担当者に通知して」のような複合タスクまで処理できる(2026年対応範囲は連携システムによる)。
デメリット
1. コストが高い
最小契約で年間$60,000以上。隠れコスト込みなら初年度は数千万円規模に膨らむこともある。中小企業にはリアルではない。
2. POCが有償
多くのエンタープライズSaaSはPoC(概念実証)を無料で出すが、Gleanは基本的に有償だ。200席以上が前提で、費用は$70,000程度かかる場合もある。試すだけで一仕事、というわけだ。
3. 日本語サポートが課題
日本法人はなく、UIや技術サポートの日本語対応は限定的。大規模導入には英語でやり取りできる担当者が必要になる。
4. ベンダーロックイン
インデックス構築やGlean Enterprise Graphへの依存が深まるほど、将来ツールを乗り換えるコストは跳ね上がる。
メリットとデメリットを天秤にかけたうえで「進める」と決めたら、あとは導入の段取りだ。
Glean導入の流れ:デモ申請から運用開始まで
ステップ1: デモ申請
glean.com の「Request a Demo」から申請する。会社規模・現在使っているツール・解決したい課題を入力すると、担当セールスから連絡が来る(通常1〜3営業日以内)。
ステップ2: ディスカバリーコール
ニーズのヒアリングと製品概要のデモが行われる。Salesforceやセキュリティ要件など踏み込んだ条件を伝えると、適切な担当SE(ソリューションエンジニア)にエスカレーションされる。
ステップ3: POC(概念実証)
本格導入の前に、小規模でのPoC実施を勧めたい。ただし前述のとおりGleanのPoCは有償なので、費用・条件は着手前にきっちり交渉しておくこと。
ステップ4: コネクター設定
ITチームがSalesforce・Slack・Google Workspaceなどのコネクター設定を担う。APIキーやOAuthの設定が必要で、通常2〜4週間かかる。
# 管理者コンソールでのコネクター追加(概要)
# 1. Glean管理コンソール → Connectors
# 2. 連携したいアプリを選択(例: Slack)
# 3. OAuth認証 → 権限スコープを確認・承認
# 4. インデックス構築(アプリ規模により数時間〜数日)
# 5. 検索権限マッピングの確認
ステップ5: パイロット展開
まずはIT・人事・営業など特定部門の100名程度でパイロット運用する。フィードバックを集め、検索精度やコネクター設定を詰めていく。
ステップ6: 全社展開
パイロットが回ったら全社へ。Gleanはブラウザ拡張機能・Slack/Teamsアプリ・Web UIで使えるため、PCへのインストールが要らず、ユーザー教育のハードルは比較的低い。
段取りが見えたところで、現場で実際にどう叩くのかを具体例で示す。
Gleanの使い方:実用的なユースケース

ユースケース1: 新入社員のオンボーディング
新人が入るたびに同じ説明を繰り返す——その手間をGlean Assistantに丸投げできる。
// Glean Assistantへのプロンプト例
「入社1週間のエンジニア向けに、
社内の開発環境設定手順とよくある質問をまとめて教えて」
→ Confluenceのオンボーディングドキュメント、
過去のSlackのFAQスレッド、GitHub READMEを
まとめて回答を生成
ユースケース2: 営業担当の商談準備
商談前の情報収集は、散らばった履歴の掘り起こしが大半だ。ここを一発で片づける。
// プロンプト例
「株式会社○○との商談前に、
過去のやりとりと類似案件の成功事例を教えて」
→ Salesforceの案件履歴、過去のメール、
類似業界での成約事例をまとめて提示
ユースケース3: カスタマーサポートの効率化
問い合わせの一次調査は、ドキュメントと過去チケットの突き合わせが命になる。
// プロンプト例
「顧客から"API連携でエラーコード429が出る"と問い合わせが来た。
関連するドキュメントと過去の対応事例は?」
→ 技術ドキュメント、Zendeskの過去チケット、
GitHubのIssueを横断して回答
AI PICKSの独自評価
AI PICKSでは、500以上のAIツールを独自の基準でスコアリングしている。外部レビュー・SNSバズ・トレンド指数・サイト人気度・プロダクト品質の5軸で総合評価したものだ。
| ツール名 | 総合スコア | 料金タイプ |
|---|---|---|
| Notion AI | 82pt | 有料 |
| Microsoft Copilot | 82pt | フリーミアム |
公開情報・第三者報告ベースで、Gleanを率直に評価すると次のようになる。
- 横断検索の守備範囲: 100以上のアプリを束ねる点は圧倒的。Notion AIやMicrosoft Copilotが「自社圏内」に閉じるのと比べて、Gleanの一択になる場面がはっきりある
- Enterprise Graph: 組織の関係性まで把握する設計は、単なる全文検索の上位互換。ここが他社と差がつく本丸
- 料金: 月$50+・最小100席は、正直イマイチ。中小には敷居が高く、価格非公開でセールス必須なのも検討の手間が重い
- 日本語サポート: 日本法人なし・対応限定で、ここは弱点。英語で回せる体制が前提になる
- 総評: 1,000人以上で情報散乱が実コスト化している大企業には重宝する。それ未満の規模なら、CopilotやNotion AIで十分足りる
*スコアはAI PICKS独自の評価基準に基づく(2026-05時点)。
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よくある質問
Q. Gleanの料金はいくらで、最小契約席数は何席からですか?
Gleanの料金は公式には非公開で、カスタム見積もり制です。記事内の第三者報告ベースでは、Enterprise Searchは$50+/ユーザー/月、最小100席からが目安で、最低年間契約額は約$60,000前後とされています。
Q. GleanはSlackやGoogle Driveをまとめて検索できますか?
はい。GleanはSlack、Google Drive、Salesforce、Jira、Confluence、Notionなど100以上のエンタープライズアプリに対応し、権限を守りながら横断検索できます。各ユーザーはアクセス権のある情報だけを検索対象にできます。
Q. Glean Assistantでは社内情報を使って何ができますか?
Glean Assistantは、社内ドキュメントやSlack、Salesforce、Jira、GitHub、Google Calendarなどの情報をもとに回答を生成できます。2026年春のアップデートでは、音声入力、コンテンツ生成、タスク管理エージェントテンプレートも追加されています。
Q. GleanはNotion AIやMicrosoft 365 Copilotと何が違いますか?
Gleanは100以上のアプリを横断検索できる点が特徴です。Notion AIは主にNotion内、Microsoft 365 CopilotはMicrosoft製品中心です。料金目安はGleanが$50+/ユーザー/月、Copilotが$30/ユーザー/月、Notion AIが$10/ユーザー/月です。
Q. Gleanは中小企業やスタートアップにも向いていますか?
記事では、Gleanは中小企業やスタートアップには敷居が高いとされています。最小100席、年間$60,000前後が目安で、導入支援やIT工数も必要です。主な対象は1,000人以上で情報散乱コストが大きい大企業です。
