Rimo Voice vs Notta徹底比較|精度・料金・話者分離でどっちを選ぶ

文字起こしツールを選ぶとき、必ず候補に並ぶのが Rimo VoiceNotta だ。名前は並んで挙がる。でも、得意分野はまるで違う。

先に結論を置く。日本語の会議・インタビューを組織内できれいに記録したいなら Rimo Voice。Zoom などオンライン会議を多言語でその場から議事録化したいなら Notta。この一線で9割は決まる。

この記事のポイント Rimo Voice は日本語と話者分離に強く、官公庁・大手の導入実績が厚い。Notta は58言語対応・リアルタイム文字起こし・会議ツール連携に強い。料金はどちらも月1,000円台から。迷ったら、自分の音源を両方の無料枠に通して精度を比べるのが一番速い。

文字起こしツールとは、録音した音声や動画をAI(人工知能)が自動でテキストに変換するサービスのこと。手で書き起こす作業をまるごと肩代わりしてくれる。Rimo Voice と Notta はその代表格だが、設計思想が正反対に近い。以下、精度・料金・対応言語・話者分離・用途の5軸で正面から比べていく。最終確認: 2026-06-28、料金は各社公式サイトを参照した。

Rimo VoiceとNotta、結局どっちを選ぶべき?

精度はどっちが高い?日本語の聞き取りで差が出る

用途で割り切るのが一番早い。長く迷うほどの差ではない。

日本語の会議・インタビュー・セミナーを精度重視で整理するなら Rimo Voice だ。日本企業が日本語に振り切って作ったツールで、内閣府・JR・講談社・Panasonic・TBS など官公庁や大手の導入実績が公開されている。組織で日本語の記録を残す現場との相性がいい。

Zoom・Teams・Google Meet などオンライン会議をその場で文字起こしし、多言語も扱うなら Notta だ。58言語に対応し、会議ボットが自動参加してリアルタイムで議事録化する。グローバルな打ち合わせや、英語混じりの商談が多いチームに向く。

どちらも無料で試せる。机上で悩むより、自社の音源を両方に通したほうが速い。日本語の聞き取りにくい録音ほど、精度差が一発で出る。

選びきれない人のために、5つの軸を1つずつ掘っていく。

精度はどっちが高い?日本語の聞き取りで差が出る

料金プランの違いは?月いくらで使える

文字起こしツールの価値は、結局のところ精度で決まる。修正が多ければ、手で打ち直すのと変わらない。

Notta は音声認識のテキスト化精度98.86%をうたっている。専門用語を辞書登録すれば、固有名詞の精度も上げられる。数字を前面に出してくる分、ベンチマークの土俵では強い。

Rimo Voice は具体的な精度パーセンテージを公式には大きく掲げていない。代わりに、日本語に特化した設計と官公庁・大手での運用実績で語る。日本語の言い回し、相づち、専門用語の多い会議では、特化型ならではの安定感が評価されている。

精度の「公称値」は条件次第で大きくぶれる。クリアな1人語りと、雑音まじりの多人数会議では別物だ。だから公称98%を鵜呑みにせず、自分の最悪条件の音源で試すべきだ。

正直、ここは横並びで断言しにくい。日本語の組織音源なら Rimo Voice、英語混じりや多言語なら Notta、というのが公開情報から導ける現実的な線引きになる。

料金プランの違いは?月いくらで使える

対応言語と会議連携は?グローバル運用ならNotta一択

両者とも無料で始められて、有料は月1,000円台から。ここは大きな差はない。表で並べてみる。

プランRimo VoiceNotta
無料枠無料トライアルあり(クレカ登録不要)フリープラン: 月120分・1回3分まで
個人向け有料文字起こしプラン 月1,650円(年払い時 月1,100円相当)/ 月2,100分プレミアム 月1,980円(年払い時 月1,185円相当)/ 月1,800分・1回90分
上位プランプロ 月4,950円(文字起こし無制限・AI要約・録画Bot)ビジネス 月4,180円(文字起こし無制限・1回5時間)
チーム/法人チーム 月6,600円 / 法人プランは見積りビジネス〜エンタープライズ(見積り)

料金は2026-06-28時点。出典は Rimo Voice公式Notta公式、補足に Nottaの料金解説。年払いにすると Notta は約40%、Rimo Voice は最大33%引きになる。

つまり、入口の値段でツールを選ぶ意味はほぼない。差が出るのは「無料でどこまで試せるか」と「無制限が必要か」だ。

Notta の無料枠は月120分・1回3分という上限がある。短い打ち合わせのお試しには十分だが、1時間の会議をまるごと通すことはできない。一方 Rimo Voice はクレジットカード登録なしで試せるのが地味に効く。「とりあえず使い勝手を見たい」段階での心理的ハードルが低い。

毎日のように長尺の会議を回すなら、Rimo のプロ(月4,950円・無制限)か Notta のビジネス(月4,180円・無制限)。ここで初めて月数千円の差が意味を持ってくる。

対応言語と会議連携は?グローバル運用ならNotta一択

話者分離はどっちが使える?両方とも対応している

ここが両者の最大の分かれ目だ。多言語とオンライン会議連携では Notta が圧倒的に厚い。

Notta は日本語・英語を含む58言語に対応する。Zoom・Microsoft Teams・Google Meet・Webex と連携し、会議ボットが自動参加してリアルタイムで文字起こしする。英語の商談、海外拠点との定例、多国籍チームの会議。こうした現場では Notta の独壇場になる。

Rimo Voice は日本語の音声記録に軸足を置く。多言語の網羅性で Notta と張り合う設計ではない。ただし、日本語の組織内記録に用途を絞れば、対応言語数の差はそのまま不利にはならない。使う言語が日本語だけなら、58という数字は関係ないからだ。

グローバル運用や英語会議が日常なら Notta。日本語オンリーの社内記録なら、言語数は判断材料から外していい。

連携の有無も同じ構図だ。リアルタイムで会議に同席させたいなら Notta、録音ファイルを後からじっくり整えたいなら Rimo Voice。リアルタイムか後処理か、という業務スタイルの違いが効いてくる。

話者分離はどっちが使える?両方とも対応している

「誰が何を話したか」を分けて残せる話者分離は、議事録づくりの肝だ。座談会や複数人インタビューでは、これがないと後の整理が地獄になる。

結論から言うと、Rimo Voice も Notta も話者分離に対応している

Notta は最大10人の発言者を自動で判別する。オンライン会議でも発言者を区別してテキストに反映する。

Rimo Voice も文字起こしプラン(月1,650円〜)の段階から自動話者分離を備える。誰の発言かを切り分けたうえで書き起こせるため、議事録やインタビューの整理に使える。

ここは「Rimo は話者分離が弱い」という古い情報が出回りがちだが、公式プラン表に明記されている。両者とも対応済み、と理解していい。

話者分離で差がつかない以上、選ぶ基準はやはり言語・連携・日本語精度に戻る。次に、具体的な業務シーン別で当てはめていく。

用途別の選び方

3つの典型シーンで割り当てる。自分の業務に近いものを探してほしい。

社内会議・インタビューの議事録を後追いで整える 録音ファイルをアップロードし、発言と音声をタイムスタンプで突き合わせながら確認したいなら Rimo Voice。AI要約(プロプラン以上)で論点を抽出し、キーワード検索で必要箇所を素早く呼び戻せる。取材音源やセミナー記録を後から精査する用途と相性がいい。

Zoomなどオンライン会議をその場で文字起こししたい 進行中の会議をリアルタイムで文字に起こし、終了直後に議事録として共有まで持っていきたいなら Notta。会議ボットの自動参加、要約、キーワード抽出、共有リンク作成までブラウザで完結する。会議後の手戻りを抑えやすい。

英語や多言語の会議が日常にある 海外拠点との定例や英語商談が多いなら Notta が現実解だ。58言語対応とリアルタイム連携で、言語の壁を越えてその場で記録できる。Rimo Voice は日本語特化のため、この用途は守備範囲外になる。

3つのどれにも当てはまらないなら、まず日本語精度を Rimo Voice で、連携の手軽さを Notta で、それぞれ無料で確かめるのが堅実だ。

Rimo Voiceを選ぶべきケース / Nottaを選ぶべきケース

最後に、チェックリスト形式でまとめる。当てはまる項目が多い側が、あなたの正解だ。

Rimo Voiceを選ぶべきケース

  • 日本語の会議・インタビュー・セミナー音声を中心に文字起こししたい
  • 官公庁・大手企業の導入実績やセキュリティ体制を重視する
  • 録音ファイルを後からじっくり整える後処理スタイルが多い
  • クレジットカード登録なしでまず試したい
  • AI要約や録画Botまで使い込むなら、プロプラン(無制限)が候補

Nottaを選ぶべきケース

  • Zoom・Teams・Meet のオンライン会議をリアルタイムで文字起こししたい
  • 英語や多言語の会議・商談が日常にある
  • 会議ボットの自動参加で議事録づくりを無人化したい
  • 要約・キーワード抽出・共有リンクで議事録配布まで短縮したい
  • ライター・研究者・カスタマーサポートなど多様な業務で使い回したい

両者とも文字起こしの基礎性能は高い。差は「日本語×後処理」か「多言語×リアルタイム」かにある。

編集部の評価

公開情報をもとに、率直に点を付ける。一次検証ではなく各社公式・第三者情報に基づく評価だ(最終確認: 2026-06-28)。

  • 日本語精度: Rimo Voice に分がある。日本語特化の設計と官公庁・大手の運用実績は伊達じゃない。日本語オンリーなら一択級。
  • 多言語・連携: Notta が圧倒的。58言語+会議ボット連携は、Rimo が同じ土俵で勝負していない領域。グローバル運用なら Notta 一択。
  • 話者分離: 両者とも対応。差はつかない。「Rimo は非対応」という情報は古いので注意。
  • 料金: ほぼ互角で、どちらも破格に近い水準。入口の値段で選ぶ意味はない。年払い割引(Notta約40%・Rimo最大33%)は地味に効く。
  • 無料の試しやすさ: Rimo はクレカ不要が好印象。Notta は月120分・1回3分の制限が、長尺会議のお試しには正直やや窮屈。
  • 総合: 「日本語の組織内記録」なら Rimo Voice、「多言語のオンライン会議」なら Notta。用途がはっきりしていれば、迷う場面はほとんどない。

あわせて読みたい

文字起こしの選択肢をもっと広く見たい人は、AI文字起こしツール比較2026無料で使える文字起こしツール も参考になる。各ツールの単体解説は Rimo Voice 完全ガイドNotta 完全ガイド にまとめてある。会議AI全般は AI議事録カテゴリ、音声系ツールは AI音声カテゴリ からどうぞ。

よくある質問

Q. Rimo VoiceとNottaは日本語会議の文字起こしでどちらが向いていますか?

日本語の会議・インタビュー・セミナー記録を精度重視で後から整理したい場合はRimo Voiceが向きます。日本語特化の設計で、官公庁や大手企業の導入実績も公開されています。録音ファイルをアップロードし、タイムスタンプで音声と発言箇所を確認しながら、AI要約やキーワード検索で内容を振り返れます。

Q. Zoom会議をリアルタイムで文字起こしするならRimo VoiceとNottaのどちらですか?

Zoomなどオンライン会議を進行中にリアルタイム文字起こしし、終了後すぐ議事録共有まで進めたいならNottaが候補です。会議ボットがZoom・Teams・Google Meet・Webexに自動参加し、要約、キーワード抽出、共有リンク作成まで対応します。

Q. Rimo VoiceとNottaは話者分離(誰の発言か)に対応していますか?

両方とも対応しています。Nottaは最大10人の発言者を自動判別します。Rimo Voiceも文字起こしプラン(月1,650円〜)の段階から自動話者分離を備えます(2026-06-28時点の公式情報)。座談会や複数人インタビューでも、誰の発言かを分けて記録できます。

Q. Rimo VoiceとNottaの料金はどちらが安いですか?

入口はほぼ互角です。Nottaは無料プラン(月120分・1回3分)があり、プレミアムが月1,980円。Rimo Voiceはクレカ不要の無料トライアルがあり、文字起こしプランが月1,650円。どちらも年払いで割引(Notta約40%・Rimo最大33%)が効きます(2026-06-28時点、各社公式)。

Q. 無料で試してから選べますか?どこまで使えますか?

どちらも無料で試せます。Nottaのフリープランは月120分・1回3分まで、短い打ち合わせのお試しに向きます。Rimo Voiceはクレジットカード登録なしでトライアルできるのが特徴です。長尺の会議をまるごと試したい場合は、有料プランの利用が現実的です。

Q. 多言語の会議を文字起こしするならどちらですか?

Nottaが向きます。日本語・英語を含む58言語に対応し、オンライン会議のリアルタイム文字起こしでも多言語を扱えます。Rimo Voiceは日本語の音声記録に軸足を置く設計のため、多言語の網羅性ではNottaが上回ります。

Q. AI要約機能はどちらにもありますか?

Nottaはプレミアム以上でAI要約を利用できます(利用回数に上限あり)。Rimo Voiceは文字起こしプランには要約が含まれず、プロプラン以上でAI要約や会議AIアシスタントが使えます。要約を重視するなら、対応プランの確認が必要です(2026-06-28時点、各社公式)。