
PLAUD NOTE vs MeetGeek徹底比較|本体27,500円買い切り型と無料で始めるWeb会議型、どっちを選ぶ
この記事のポイント 録音する「場所」が対面ならPLAUD NOTE、Zoom・Meet・TeamsならMeetGeek。PLAUD NOTEは本体27,500円〜の買い切り+無料300分/月、MeetGeekはハードウェア不要で無料プランから即開始。働き方の比重で答えが決まる。
同じ「議事録AI」でくくられがちな2つだが、競合関係にはない。PLAUD NOTEは手のひらサイズの専用デバイスを持ち歩いて対面の音声を録る道具。MeetGeekはオンライン会議にAIが同席してログを残すクラウドサービスだ。
カードを名刺入れに忍ばせる人と、Zoomのリンクを1日5本踏む人では、最適解がまるごと入れ替わる。だから「どっちが優秀か」ではなく「あなたの会議はどこで起きているか」から逆算するのが正しい。
この記事では料金の実額、録音できる対象、日本語精度、導入の手間まで並べ、編集部としての結論をはっきり出す。
結論:対面中心ならPLAUD NOTE、Web会議中心ならMeetGeek

外回りの商談・取材・対面打ち合わせが多いならPLAUD NOTE、インサイドセールスやリモート会議が主戦場ならMeetGeekが一択に近い。
PLAUD NOTEは本体を買えば手元の物理音声をいつでも録れる。会議室でPCを開けない場面、カフェでの商談、PCを持ち込めない取材現場でも、ボタンひとつで記録が始まる。
MeetGeekはアカウント連携だけで完結する。Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議にボットが入り、録画・文字起こし・要約・アクション抽出まで自動で回す。ハードを買う必要はなく、無料プランからすぐ試せる。
迷ったら、まずコストゼロで始められるMeetGeek側から検証するのが現実的だ。対面の比重が思ったより高いと気づいたら、そこでPLAUD NOTEの購入を検討すればいい。
主要スペック比較:料金・録音対象・日本語

両者の決定的な違いは「初期費用の有無」と「録音できる音の出どころ」にある。下表で全体像をつかんでほしい。
| 項目 | PLAUD NOTE | MeetGeek |
|---|---|---|
| 形態 | 専用AIボイスレコーダー(物理デバイス) | クラウド型AIミーティングアシスタント |
| 初期費用 | 本体買い切り約27,500〜30,800円 | 不要(ソフトのみ) |
| 無料枠 | スタータープラン月300分(本体購入が前提) | 無料プランあり(録音時間・保存に制限) |
| 有料プラン | プロ年16,800円(月1,200分)/無制限年40,000円 | 月額サブスク(上位ほど録音・連携拡張) |
| 録音対象 | 対面会議・商談・取材・講義など現場の音声 | Zoom / Google Meet / Microsoft Teamsの会議 |
| 文字起こしエンジン | GPT-4o系の高精度文字起こし・要約 | 自社AIによる文字起こし・要約・インサイト |
| 日本語UI | 英語UI中心(アプリは日本語表示あり) | 英語UI中心 |
| 連携 | 録音→テキスト化→要約の一気通貫 | CRM・タスク管理・要約メール共有・過去会議AIチャット |
| 向くユーザー | 対面・外出が多い営業/記者/研究者 | Web会議中心の営業/CS/採用/プロダクト |
表をひとことで言えば、PLAUD NOTEは「初期投資して現場の音を押さえる」、MeetGeekは「ゼロ円で始めてオンライン会議を資産化する」だ。
PLAUD NOTEの料金を分解する:本体+月額300分無料の意味

PLAUD NOTEの料金は「本体の買い切り」と「文字起こし枠のサブスク」の二階建てだ。ここを混同すると予算感を読み違える。
本体はPLAUD NoteとPLAUD NotePinがあり、いずれも買い切り。価格はおよそ27,500円〜30,800円のレンジ(海外では159ドルで併売され、選択はカード型かカプセル型かのフォームファクター次第)。
文字起こし枠は3段階。スターター(無料・月300分)、プロ(年16,800円・月1,200分)、無制限(年40,000円・上限なし)。注目は無料枠で、本体購入だけでGPT-4o相当の高精度文字起こし・要約が月300分まで永続的に使える点だ。
つまり「軽い利用なら本体代だけで完結する」のが2026年仕様。プロプランは料金据え置きで枠が従来比2倍(1,200分)に増量され、費用対効果が一段上がった。
ヘビーユーザーが青天井で使いたいときだけ無制限プランへ。月300分=週75分前後で足りる人なら、追加課金は要らない計算になる。
MeetGeekの料金を分解する:無料で始められる強み

MeetGeekの最大の利点は、ハードウェアもクレジットカードも要らずに無料プランから始められること。導入の心理的ハードルが限りなく低い。
無料プランでも会議への自動参加・文字起こし・基本要約は使える。ただし録音時間の上限や保存期間、文字起こし可能な分数、上位連携機能には制限がかかる。
本格運用ではチームの会議本数に応じて有料プランへ。上位になるほど録音時間・保存・CRM連携・自動共有の範囲が広がり、組織のナレッジ基盤として機能する。
「まず実力を確かめてから財布を開く」が成立するのはMeetGeek側だ。PLAUD NOTEが本体購入という先行投資を求めるのと、ここで明確に分かれる。
録音できる「場所」が運命を分ける
両ツール選びで最も効くのは、機能の多寡ではなく「あなたの会議が物理空間で起きるか、画面の中で起きるか」だ。
PLAUD NOTEは物理音声を録る。会議室の対面、客先での商談、喫茶店での打ち合わせ、講義室、取材現場——マイクが拾える空気の振動ならすべて対象になる。
MeetGeekは画面内の音声を録る。ボットがオンライン会議に入って音声ストリームを取得する仕組みなので、対面のテーブル越しの会話には原理的に手が届かない。
海外レビューでも、対面会議向けのAIノートテイカー比較では「ZoomやMeetにボットが入る方式は、会議テーブルを挟んで座った瞬間に破綻する」と指摘されている。逆にオンライン会議では、ボット同席型が手間ゼロで圧倒的に楽だ。
だから判断軸は単純。週の会議のうち、対面とWeb会議のどちらが多いか。そこを数えれば答えはほぼ出る。
用途別の選び方
働き方の型ごとに、向く一台を整理する。自分のパターンに最も近いものを探してほしい。
1. 外回り・対面商談が中心の営業 客先での商談やオフラインの打ち合わせを残すならPLAUD NOTE。PCを開けない場面でもデバイス単体で録音→文字起こし→要点整理まで流せる。複数話者の区別にも対応し、現場の議事録づくりと相性がいい。
2. インサイドセールス・CS・採用などWeb会議中心のチーム Zoom・Meet・Teamsで会議が回るならMeetGeek。AIが同席して要点・決定事項・アクション項目を自動抽出し、要約メール共有やCRM連携でフォローアップに直結。無料プランから入れて導入判断しやすい。
3. 取材・講義・社内勉強会など長尺の対面音声 記者・研究者・研修担当のように長時間の現場音声を後から正確にテキスト化したいならPLAUD NOTE。控えめに机に置いておける形状も現場向き。ただしウェビナーやオンライン研修ならMeetGeekの自動議事録の方が手間が少ない。
4. ハイブリッドで両方そこそこある人 対面とWeb会議が半々なら、ゼロ円で始まるMeetGeekを基盤に据え、対面比率が増えてきた段階でPLAUD NOTEを買い足す二段構えが堅実。両方を排他的に考える必要はない。
PLAUD NOTEを選ぶべきケース / MeetGeekを選ぶべきケース
最後の押し込みとして、どちらに振るべきかをチェックリスト化する。当てはまる数が多い方が、あなたの本命だ。
PLAUD NOTEを選ぶべきケース
- 商談・会議の主戦場が対面で、オンライン会議経由ではない
- 取材・講義・インタビューなど長尺の現場音声を正確に残したい
- PCや録音ソフトを起動しづらい状況が多い
- 本体への先行投資を許容でき、月300分の無料枠で足りる見込み
MeetGeuseを選ぶべきケース
- 会議の中心がZoom / Google Meet / Microsoft Teams
- 営業・CS・採用・プロダクトで会議内容をチームのナレッジに蓄積したい
- アクションアイテムの自動抽出でフォロー漏れを減らしたい
- まず無料でAI議事録の実力を試したい(機能・回数制限ありの前提で)
編集部の評価:守備範囲が違う以上、勝敗ではなく適材適所
正直に言えば、この2つを「対決」させる構図自体がややミスリードだ。録音する場所が違うので、多くの人にとっては悩む前に答えが出ている。
PLAUD NOTEは、対面の音を確実に押さえたい人にとって破格の選択肢になった。本体買い切り+月300分無料という料金設計は、ランニングコストを嫌う日本のユーザーに刺さる。プロプランの1,200分への倍増も地味に効いている。デバイスを持ち歩く一手間さえ許せるなら、現場記録の確度は重宝する。
MeetGeuseは、Web会議が業務の大半を占めるチームにとって導入の軽さが圧倒的だ。ゼロ円で始められ、CRM連携や要約共有まで届く射程は、組織のナレッジ化という一点でPLAUD NOTEより明確に強い。
逆に言うと、対面音声をMeetGeekで録るのは無理筋だし、毎日のZoomをPLAUD NOTEで録るのは本末転倒。どちらも「畑違いの用途」では正直イマイチになる。
編集部の結論はシンプルだ。自分の1週間の会議を対面とWebで仕分けし、多い方のツールを選ぶ。判断を急がないなら無料のMeetGeekから触り、対面の比重に気づいたらPLAUD NOTEを足す。これが最もお金を無駄にしないルートだと考える。
議事録AIをもっと広く比べたい人は文字起こし・議事録AIのカテゴリも合わせて見てほしい。
よくある質問(FAQ)
Q. PLAUD NOTEはサブスク契約しないと使えませんか?
本体を購入すればスタータープラン(無料・月300分)が永続的に付くため、軽い利用ならサブスクなしで使えます。月300分を超える、または無制限に使いたい場合のみプロ(年16,800円)や無制限(年40,000円)を検討する形です。
Q. MeetGeekは本当に無料で使えますか?
はい、無料プランがあります。会議への自動参加・文字起こし・基本的な要約まで利用できますが、録音時間や保存期間、上位の連携機能には制限があります。チームで本格運用するなら有料プランへの移行が前提になります。
Q. PLAUD NOTEでZoom会議の録音はできますか?
仕組み上は本体マイクでPCスピーカーの音を拾う形になり、Web会議の録音には最適化されていません。オンライン会議が中心なら、会議にボットが同席して直接ストリームを取得するMeetGeekの方が音質・手間ともに有利です。
Q. 日本語の文字起こし精度はどちらが上ですか?
PLAUD NOTEはGPT-4o系エンジンを採用し、日本語の対面音声でも実用的な精度が報告されています。MeetGeekは自社AIで、日本語精度は英語比でやや劣るとされます。日本語の対面記録を重視するならPLAUD NOTE優位、Web会議の利便性重視ならMeetGeekという住み分けです。
Q. 両方を併用する意味はありますか?
対面とWeb会議が半々のハイブリッドワーカーには十分あります。日常のオンライン会議はMeetGeekの無料/有料プランで自動化し、客先や取材などの対面はPLAUD NOTEで押さえる二段構えにすれば、どちらの場面も取りこぼしません。
