
PLAUD NOTE vs Loom AI比較|録音と画面録画どっちが得か (2026年版)
この記事のポイント PLAUD NOTEは本体27,500円〜の専用デバイスで「対面の音声」を文字起こしする録音特化型。Loom AIは無料枠から使える「画面録画」をAI要約する非同期共有型。記録する対象がそもそも別物なので、対面会議・商談・取材ならPLAUD NOTE、操作説明・不具合報告・リモート共有ならLoom AIで、ほぼ迷う余地がない。
「PLAUD NOTE vs Loom AI」で比較しようとしている人の多くは、たぶん途中で気づく。この2つ、競合じゃない。
PLAUD NOTEはカードサイズの専用ハードを使って、目の前の会話を録って文字起こしする。Loom AIはパソコンやブラウザで画面を録画して、その動画にAIが要約とチャプターを付ける。片方はマイク、片方は画面キャプチャ。残すものが音声か映像かで完全に分かれている。
だから「どっちが優秀か」を競わせても答えは出ない。正しい問いは「自分が記録したいのは対面の声か、画面の操作か」だ。ここを最初に決めれば、選択はほぼ自動的に終わる。
結論:記録対象で9割決まる

対面の会議・商談・講義・取材を音声で正確に残したいならPLAUD NOTE。画面操作やプロダクト説明を動画で非同期共有し、要約とチャプターを自動で付けたいならLoom AI。これがほぼ全てだ。
判断に迷うのは「打ち合わせの記録」という言葉が、対面とオンラインの両方を指すから。対面のリアルな会話を一次情報として押さえたいならPLAUD NOTE、画面共有しながらのオンライン説明を後から見返せる形で配りたいならLoom AI、と分けて考えれば混乱しない。
両方が刺さるケースもある。対面で商談(PLAUD NOTE)、その後のフォローを画面録画で送る(Loom AI)といった併用だ。排他ではなく役割分担で持つのが、実は一番費用対効果が高い。
PLAUD NOTEとは:本体買い切り+AI課金のボイスレコーダー

PLAUD NOTEは、クレジットカードほどの薄型デバイスで対面音声を録り、GPT-4oで文字起こし・要約するAIボイスレコーダーだ。販売台数は世界トップクラスを公称している。
スマホの録音アプリと違うのは、専用ハードゆえに「録ること」だけに最適化されている点。スマホを机に置いて録音すると通知やバッテリーが気になるが、デバイスを分けることで会話そのものに集中できる。複数話者の区別(話者分離)にも対応し、誰が何を言ったかをテキスト上で追える。
上位機のPlaud Note Proは最大5m離れた音声もクリアに拾えるとされ、会議室や複数人の商談に向く。クリップ型のPlaud Note Pinもあり、用途で本体を選べるのが特徴だ。
Loom AIとは:画面録画をAIが整理する非同期ツール

Loom AIは、画面とカメラを録画した動画にAIがタイトル・要約・チャプターを自動付与し、リンク一発で共有できるソフトウェアだ。録画後の編集や視聴者のジャンプ移動がしやすい。
強みは「口頭で説明したほうが早い」状況を丸ごと資産化できること。文章で書くと長くなる操作手順やバグの再現を、画面を見せながら30秒話して送れば終わる。受け取った側はチャプターから必要な箇所だけ見られる。
さらに動画内容を手順書やバグ報告のテキストに変換し、Jiraへ共有する連携もある。リモートの開発・CS・営業チームが、会議を増やさずに情報を回すための道具だ。
料金比較:買い切り型と月額型で構造が違う

PLAUD NOTEは「本体買い切り+AI機能の課金」、Loom AIは「ソフトのサブスク」と、課金の形からして別物だ。下表は2026年6月時点の公開情報をもとにした整理になる。
| 項目 | PLAUD NOTE | Loom AI |
|---|---|---|
| 初期費用 | 本体27,500〜30,800円(買い切り) | なし |
| 無料枠 | スターター:月300分(GPT-4o文字起こし・要約) | フリーミアム(無料プランあり) |
| 有料プラン | プロ:年16,800円/月1,200分 | 有料プランあり |
| 上位プラン | 無制限:年40,000円/文字起こし無制限 | ― |
| 主機能 | 対面音声の録音・文字起こし・要約 | 画面録画のAI要約・チャプター生成 |
| 入力ソース | 音声(会議・商談・講義・取材) | 画面録画・カメラ動画 |
| 話者分離 | 複数話者を区別可能 | 主に1人の説明動画向け |
| 外部連携 | アプリ内で管理 | Jira共有・テキスト変換 |
PLAUD NOTEは本体購入だけで月300分のGPT-4o文字起こしが永久無料で付く設計になった。プロプランは料金据え置きで枠が1,200分に倍増している。要は「初期に約3万円払えば、軽い使い方ならランニングほぼゼロ」という構造だ。
Loom AIは初期費用ゼロで無料から始められる。チームで人数分使うとサブスクが積み上がるので、月額が継続コストになる点はPLAUD NOTEと逆の発想で考えるといい。
用途別の選び方
対面の商談・会議を確実に議事録化したい → PLAUD NOTE 机に置くだけで会話を録り、話者を分けてテキスト化できる。スマホ録画ではカバーしづらい「対面の声」を一次情報で残せるので、営業やコンサルの議事録作成工数を削れる。
操作説明や不具合報告を非同期で配りたい → Loom AI 画面録画にAIが要約とチャプターを付け、リンクで共有できる。手順書やバグ報告のテキスト変換とJira連携もあり、リモートの開発・CSの会議削減に効く。
取材・講義・セミナーを後から振り返りたい → PLAUD NOTE 長時間の発話を検索可能なテキストに落とせる。記者・編集者・受講者の振り返り負担が軽くなる。
「書くより見せたほうが早い」が口癖 → Loom AI 文章化に時間がかかる説明を、画面を見せて話すだけで資産化できる。
それぞれを選ぶべき人・避けたほうがいい人
PLAUD NOTEを選ぶべき人
- 対面の会議・商談・講義を音声で正確に残したい
- 複数話者の会話を話者ごとに区別したい
- 初期投資を払ってランニングを抑えたい
- 取材など長時間発話を議事録化したい
PLAUD NOTEが向かない人
- 画面操作の共有が主目的(録るのは音声だけ)
- 本体購入の初期費用を出したくない
Loom AIを選ぶべき人
- 画面操作・プロダクト説明を動画で非同期共有したい
- まず無料で試してから判断したい
- 録画に要約・チャプターを自動付与したい
- Jira連携でリモートの会議を減らしたい
Loom AIが向かない人
- 対面の生の会話を記録したい(マイク主体ではない)
- 月額の継続コストを増やしたくない
日本語運用とチーム共有の現実
日本語で使う前提なら、両方とも操作画面が英語中心である点は織り込んでおきたい。文字起こしや要約は日本語の音声・テキストを扱えるが、UIの英語に慣れる学習コストは多少かかる。
チーム共有の作りも対照的だ。Loom AIはリンク共有が前提のソフトなので、配る・見てもらう導線が標準で強い。PLAUD NOTEはデバイス起点の個人録音が中心で、共有はアプリ経由のテキスト・要約を回す形になる。
「チーム全員に同じものを見せたい」ならLoom AI、「自分が正確な記録を取って必要な人に渡す」ならPLAUD NOTE、と運用イメージで分けると失敗しない。録音・議事録系をもっと見たい人は文字起こし・議事録カテゴリ、共有・コラボ系はコラボレーションツールもあわせて検討するといい。
編集部の評価
正直に言えば、この2つを天秤にかけている時点で、検討の前提がややズレている可能性が高い。記録対象が音声か画面かで答えが出るので、「比較して優劣を決める」より「自分の用途を1行で書き出す」ほうが早い。
そのうえで率直な印象を述べると、PLAUD NOTEは本体購入だけで月300分のGPT-4o文字起こしが無料という設計が破格だ。対面の議事録を頻繁に取る人にとっては、3万円の初期投資が一択級の費用対効果になりうる。一方で「画面の操作説明を配りたい」人には1ミリも刺さらないので、用途を外すと完全に無駄になる。
Loom AIは無料から試せる手軽さが重宝する。説明を文章で書くのが面倒なリモートチームには圧倒的に楽だ。ただし対面会話の記録は守備範囲外。ここを期待して導入すると正直イマイチな結果になる。結論、競合ではなく併用候補。予算が許すなら役割で2つ持つのが一番賢い。
よくある質問(FAQ)
Q. PLAUD NOTEとLoom AIはどちらを選ぶべき?
記録したいものが対面の音声ならPLAUD NOTE、画面操作の動画ならLoom AI。両者は競合ではなく記録対象が違うため、用途で自動的に決まる。対面会議・商談・取材はPLAUD NOTE、操作説明・不具合共有はLoom AIが向く。
Q. PLAUD NOTEは無料で使える?
本体(27,500〜30,800円の買い切り)を購入すると、スタータープランとして月300分のGPT-4o文字起こし・要約が永久無料で付く。さらに使うならプロプラン(年16,800円・月1,200分)や無制限プラン(年40,000円)に上げる構造だ。
Q. Loom AIは無料プランだけで運用できる?
Loom AIはフリーミアムで無料プランから始められる。まず試して合うか判断しやすいのが利点。ただしチームで人数分使うと有料サブスクが継続コストとして積み上がる点は、買い切り型のPLAUD NOTEと逆の発想で見ておくとよい。
Q. 対面会議の議事録に向くのはどっち?
PLAUD NOTEだ。専用デバイスで対面音声を録り、複数話者を区別しながら文字起こし・要約できる。Loom AIは画面録画が主体で、マイクで対面の会話そのものを押さえる用途には設計されていない。
Q. 両方を併用する意味はある?
ある。対面の商談はPLAUD NOTEで議事録化し、その後のフォロー説明はLoom AIの画面録画で送る、といった役割分担ができる。記録対象が重ならないので、予算が許すなら2つ持つのが最も費用対効果が高い。
