Midjourney vs Recraft V3|月$10のアートとSVG量産、選び方の決め手 (2026年版)

Midjourney vs Recraft V3|月$10のアートと無料SVG量産、選び方の決め手 (2026年版)

この記事のポイント 絵の完成度で勝負するならMidjourney、ロゴ・アイコン・文字入りバナーをSVGで量産するならRecraft V3。前者は月$10から、後者は無料で1日50クレジット使える。アートかデザイン実務か、目的が決まれば迷う要素はほぼない。

Recraft V3Midjourneyを超えた」という声が2025年から目立つようになった。だが実際に両方を仕事で使うと、これは優劣ではなく役割の違いだと分かる。Midjourneyは1枚の絵を芸術品に仕上げるツール。Recraft V3はデザイン素材を効率よく吐き出す工場だ。

両方に課金する必要はない。あなたが作りたいものが「飾る絵」なのか「使う素材」なのかで、答えは8割決まる。

結論:絵を売るならMidjourney、素材を量産するならRecraft V3

Midjourney vs Recraft V3 - 解説1

広告キービジュアル、コンセプトアート、SNSで目を引く1枚――こうした「絵そのものが商品」になる用途はMidjourney一択。質感、光、構図の完成度が頭ひとつ抜けている。

一方、ロゴ、アイコン、Webバナー、ブランドカラー統一の素材を数をこなして作るならRecraft V3。SVG(ベクター)で出力でき、画像内に意図したテキストを正確に入れられる点が決定的に重宝する。

迷うのは「どちらも少しずつやりたい」ケースだが、その場合はまず無料のRecraft V3で慣れてから、絵の質に不満が出た段階でMidjourneyを足すのが無駄がない。

Midjourney icon
Midjourney無料プランあり

Midjourneyは、短い文章や参照画像から、写真風・イラスト・コンセプトアートまで高精細なビジュアルを生成できるAI画像生成ツールです。プロンプト入力に加え、画像をもとにしたスタイル参照、ムードボードやパーソナライズ設定で、ブランドや企画に合わせた絵柄を再現しやすくできます。生成後はバリエーション作成、アップスケール、ズームアウト、Web上のエディターによる部分修正で、ラフ案から仕上げまで同じ環境で進められます。広告・SNS・ゲーム・映像制作など、短時間で質の高いビジュアル案を大量に検討したいクリエイターや企画担当者に向いています。

3.85/5.00
詳細を見る →

料金で見る:Midjourneyは有料前提、Recraft V3は無料で始められる

Midjourney vs Recraft V3 - 解説2

Midjourneyに無料プランはない。最安のBasicが月$10で、生成枚数に上限がある。本格運用なら月$30前後のStandard以上が現実的だ。

Recraft V3は無料プランがあり、1日あたり50クレジットが付与され、翌日また回復する。凝った作り込みをしなければ、無料枠だけでもかなり実用に耐える。有料プランは月$10前後から、商用利用やSVG書き出し・高解像度の上限が広がる構成になっている。

以下は2026年6月時点の整理。価格は改定されやすいので、契約前に必ず公式の最新表を確認してほしい。

項目MidjourneyRecraft V3
無料プランなしあり(1日50クレジット、毎日回復)
最安有料月$10(Basic)月$10前後
主な出力形式ラスター画像(PNG等)ラスター+ベクター(SVG)
文字入れ苦手(崩れやすい)得意(正確に配置できる)
操作環境Discord+WebエディターWebブラウザ完結
日本語プロンプト対応は弱い画面は英語のみ

無料で試せるかどうかは、導入の心理的ハードルに直結する。「とりあえず触る」を許してくれるのはRecraft V3だ。

絵の品質:Midjourneyの完成度はまだ頭ひとつ抜けている

Midjourney vs Recraft V3 - 解説3

正直に言えば、1枚絵のアート品質はMidjourneyが依然として強い。写真風のリアリティ、油彩やアニメ調のイラスト、SF的なコンセプトアートまで、振れ幅と密度が違う。

参照画像やムードボードで方向性を固定できるので、シリーズものの絵作りでもトーンがブレにくい。ラフから生成し、アップスケールやWebエディターでの部分修正まで同じ環境で仕上げられるのも実務で効く。

Recraft V3の絵も十分に高品質で、用途によってはMidjourneyと見分けがつかない。ただ「この1枚で勝負する」級の作品性を求めると、まだMidjourneyに分がある、というのが2026年時点の率直な評価だ。

デザイン実務:Recraft V3のSVGと文字入れが圧倒的に強い

Midjourney vs Recraft V3 - 解説4

ここがRecraft V3の主戦場。ロゴ、アイコン、イラストをSVG(ベクター)で出力できるため、拡大しても劣化せず、そのままコーディングや印刷の後工程に乗せられる。

さらにRecraft V3は、画像内に指定したテキストを正確に配置できる。Midjourneyが苦手とする「文字入りバナー」「サムネイル」「広告クリエイティブ」を実用レベルで作れるのは大きい。

  • ブランドカラーを指定して素材のトーンを統一できる
  • ロゴ・アイコンをSVGで量産できる
  • 画像内の日本語・英語テキストを崩さず配置できる
  • AI編集ツールで部分的な修正・差し替えができる

Webサイトやアプリ、SNS運用で「同じトーンの素材を大量に」というニーズには、Recraft V3が刺さる。

操作性と学習コスト:Discordの癖か、英語UIか

Midjourneyは長らくDiscord上での操作が基本で、コマンド入力の作法が独特だ。Webエディターも整備されてきたが、最初の戸惑いは避けにくい。

Recraft V3はブラウザで完結する一般的なWeb UIで、操作の流れ自体は直感的。ただし画面が英語のみで、日本語ローカライズはされていない。

どちらも「日本語だけで完結」とは言いにくい。Midjourneyは日本語プロンプトの精度が落ちやすく、Recraft V3は英語UIを読む前提になる。英語への抵抗が少ない人ほど、両ツールとも快適に使える。

画像生成全般の選択肢を広く見たい人は、画像生成AIカテゴリもあわせて確認すると比較の軸が増える。

商用利用:どちらも可能、ただし条件は要確認

両ツールとも有料プランでの商用利用に対応している。生成物を広告・販売物・クライアントワークに使うこと自体は問題ない設計だ。

ただし無料プランや低位プランでは、商用利用や著作権の扱い、生成物の公開範囲に条件が付くことがある。特にRecraft V3の無料枠は「お試し向け」と捉え、業務利用に踏み込むなら有料プランの規約を確認してから運用したい。

クライアント案件で使うなら、契約前に最新の利用規約とライセンス条項を読むこと。ここを曖昧にしたまま納品すると、後で痛い目を見る。

用途別の選び方:あなたの作りたいものから逆引きする

広告キービジュアル・コンセプトアートを作りたい → Midjourney。企画段階で大量の絵柄案を並べて比較するのに向く。参照画像で方向性を固定できる。

ロゴ・アイコン・ブランド素材を揃えたい → Recraft V3。SVG出力とブランドカラー指定で、一貫性のある素材を効率よく作れる。

文字入りバナー・サムネを量産したい → Recraft V3。Midjourneyの苦手分野をきれいに埋めてくれる。

まず無料で触ってみたい → Recraft V3。1日50クレジットで導入の敷居が低い。

SNSで絵の完成度そのものに差をつけたい → Midjourney。コストをかける価値がある。

似た悩みを持つ人向けに、画像生成AIのおすすめ比較も参考になる。

Midjourneyを選ぶべき人 / Recraft V3を選ぶべき人

Midjourneyを選ぶべき人

  • 絵の品質と表現の幅を最優先したい
  • 広告・SNS・ゲーム・映像のビジュアル案を短時間で大量に検討したい
  • 参照画像で絵柄をブランドや企画に寄せたい
  • Discordの癖や月$10〜のコストを許容できる

Recraft V3を選ぶべき人

  • ロゴ・アイコンをSVGで扱える素材として出力したい
  • Web・アプリ・広告のブランド素材を一貫したトーンで量産したい
  • 画像内に文字を入れたバナーやサムネを作りたい
  • まず無料で試してから判断したい

編集部の評価

価格と入口の手軽さで言えば、Recraft V3が破格だ。無料で1日50クレジット、しかもSVGと文字入れという「Midjourneyが弱い領域」を正面から押さえている。デザイン実務者にとっては正直、これだけで十分なケースが多い。

一方、純粋な絵の完成度ではMidjourneyがいまだに圧倒的。アートディレクション品質を求める案件では、コストを払ってでもこちらを選ぶ価値がある。

「Midjourneyを超えた」という評判は、文字入れ・ベクター・無料枠という土俵に限れば事実に近い。だが作品性の土俵ではまだMidjourneyが一枚上。両者は競合というより、得意分野が重ならない補完関係――というのが編集部の見立てだ。

より広い選択肢を知りたいなら、AIツールのカテゴリ一覧から自分の用途に近いものを探すのが早い。

よくある質問(FAQ)

Q. MidjourneyとRecraft V3は結局どちらを選ぶべきですか?

絵の完成度・アート品質を最優先するならMidjourney、ロゴ・アイコン・文字入りバナーなど後工程で扱う素材を量産するならRecraft V3です。「飾る絵」か「使う素材」かで決めると迷いません。

Q. 無料で使えるのはどちらですか?

Recraft V3に無料プランがあり、1日50クレジットが毎日回復します。Midjourneyに無料プランはなく、最安のBasicが月$10からです。まず試したいならRecraft V3が始めやすいです。

Q. ロゴやアイコンを作るならどちらが良いですか?

Recraft V3です。SVG(ベクター)で出力できるため拡大しても劣化せず、コーディングや印刷の後工程にそのまま持ち込めます。ブランドカラーの統一もしやすい点が強みです。

Q. 画像に文字を入れたいのですが、どちらが正確ですか?

Recraft V3が得意です。指定したテキストを崩さず配置できるため、バナーやサムネイル制作に向きます。Midjourneyは文字が崩れやすく、文字入れ用途には不向きです。

Q. 日本語で使いやすいのはどちらですか?

どちらも完全な日本語対応ではありません。Midjourneyは日本語プロンプトの精度が落ちやすく、Recraft V3は画面が英語のみです。英語での操作・入力を前提に考えるのが現実的です。