gpts 作り方|月$20・10分で作る7ステップと無料枠の限界 (2026年版)

gpts作り方|月$20・10分で作る7ステップと無料枠の限界

この記事のポイント gpts(カスタムGPT)の作り方を、PCの画面操作そのままに7ステップで解説します。作成にはChatGPT Plus(月$20)以上が必要で、無料・Goでは作れません。スマホの可否、無料枠でできること、公開・収益化の現状まで、2026年7月時点の仕様で整理しました。

毎回ChatGPTに同じ前置きを打ち込んでいる。もしそうなら、その手間はまるごと消せます。

答えを先に言います。gpts(ジーピーティーズ)は、ChatGPTを特定の目的に作り変えた「専用AI」です。よく使う指示文と資料を一度仕込んでおけば、開いた瞬間から仕事をしてくれます。作成に必要なのはChatGPT Plus(月$20)。プログラミングはいりません。慣れれば10分で1つ完成します。

この記事では、その作り方を画面の順番どおりに追います。つまずきやすい場所は先に潰しておきました。

この記事でわかること

gpts 作り方|月$20・10分で作る7ステップと無料枠の限界 (2026年版) 図2

  • gptsとは何か、通常のChatGPTと何が違うのか
  • 作成に必要なプランと料金(無料・Goで作れない理由)
  • PCでの作成手順7ステップ(画面の順番どおり)
  • スマホ(iPhone / Android)で作れるのか
  • 無料プランでできること・できないこと
  • 業務で効く活用アイデアと、公開・収益化の今

gptsとは?通常のChatGPTとの違い

gpts 作り方|月$20・10分で作る7ステップと無料枠の限界 (2026年版) 図3

gptsとは、ChatGPTを目的別にカスタマイズできる機能です。指示文(AIへの命令文)と資料を先に仕込み、専用のAIを作れます。

OpenAIが2023年11月に発表しました。以来ずっと改良が続いています。「GPT Builder(ジーピーティービルダー)」とも呼ばれますが、実質は同じものと考えて問題ありません。

通常のChatGPTは「何でも屋」。gptsは「専門職」。ここが決定的に違います。

たとえば、社内マニュアルに沿って答えるFAQボット。ブランドの言葉づかいを守るライター。こうした役割特化のAIを、コードを一切書かずに作れます。一度設定すれば、次からは開くだけ。同じ前置きを打ち直す必要はもうありません。

汎用のChatGPTとgptsの差を、5つの観点で並べます。

通常のChatGPTgpts(カスタムGPT)
用途何でも聞ける特定の作業に特化
知識学習済みデータのみ自分の資料を読ませられる
指示毎回書く事前に設定して固定
共有会話ごとにリセットリンクやGPTストアで配布可
外部連携なしアクション機能で外部と接続可

つまり、繰り返す作業ほどgpts化の効果が大きくなります。1回きりの調べ物なら通常のChatGPTで十分。毎日同じ形式で書く・答えるなら、専用GPTを作る価値があります。

役割を固定できるのはわかった。次に気になるのは「いくらかかるのか」です。

gptsの作り方に必要な料金プラン

ここで多くの人がつまずきます。gptsの「利用」と「作成」は、必要なプランが違います。

結論はシンプル。自分で作るなら月$20のPlus以上が必須です。無料とGoでは、他人が作ったGPTを使えても、自分では作れません。

主要プランごとの対応を、2026年7月時点の公開情報でまとめます。

プラン月額料金gptsの利用gptsの作成
無料$0○ 公開済みのみ× 不可
Go$8(約1,200円)× 不可
Plus$20(約3,000円)○ 可能
Pro$200(約30,000円)○ 可能
Business$25/人〜○ 可能(※)
Enterprise要相談○ 可能(※)

※Business・Enterpriseは、管理者の権限設定で作成が制限される場合があります。実際の可否は管理者とOpenAI公式ヘルプで確認してください。

自分でGPTを作りたいなら、最低ラインはPlus。無料とGoは「他人のGPTを使うだけ」と覚えておけば迷いません。

月$20は決して安くありません。でも、毎日15分の前置き入力があるなら、gptsを1つ作るだけでその15分が丸ごと消えます。週に何度も使う作業があるなら、元は取りやすい投資です。

料金の全体像は、ChatGPTの有料プランと無料版の違いを先に読むと、Plusを選ぶ判断が早くなります。

プランが決まったら、いよいよ作成です。

PCでのgpts作り方7ステップ

ここからが本題。PCのブラウザでの手順を、画面の順番どおりに追います。全体で10分ほど。プログラミングは出てきません。

ステップ1:GPTビルダーを開く

ブラウザでchatgpt.comにログインします。左のサイドバーから「GPT」を探し、「+作成する」(Create)をクリック。これでGPTビルダーの画面が開きます。

見つからないときは、Plus以上でログインできているか確認してください。無料アカウントだとこのメニュー自体が出ません。

ステップ2:目的を対話で伝える

最初は「Create(作成)」タブが開いています。ここはAIと会話しながら作るモード。

「経理向けに、領収書の内容を仕訳形式に整理するアシスタントを作りたい」のように、目的を日本語で打ち込みます。するとAIが名前やアイコン、大まかな設定を提案してくれます。

まずはこのモードでざっくり形を作るのが早いです。

ステップ3:Configureタブで中身を詰める

上部の「Configure(設定)」タブに切り替えます。ここがgptsの心臓部。手動で細かく詰められます。

  • Name(名前): 用途がひと目でわかる名前
  • Description(説明): 何をするGPTか、一文で
  • Instructions(指示文): どう振る舞うか、AIへの命令文

品質の9割は、このInstructionsで決まります。あとで詳しく触れます。

ステップ4:知識ファイルを読ませる

「Knowledge」の項目で、PDFやテキスト、Excelなどをアップロードできます。ここがgptsの真価です。

社内マニュアル、商品カタログ、過去のQ&A集。読ませた資料の中身に沿って答えるようになります。学習データにない自社の情報でも、ここに入れれば対応できます。

これが「社内資料を読ませて答えさせる仕組み」の正体です。

ステップ5:使う機能を選ぶ

「Capabilities」で、使わせる機能にチェックを入れます。

  • Web検索: 最新情報を調べさせたいとき
  • 画像生成: ビジュアルを作らせたいとき
  • Code Interpreter: 表計算やデータ処理をさせたいとき

必要なものだけオンに。全部入れる必要はありません。

ステップ6:右側のプレビューで試す

画面右半分がプレビューです。作りながら、その場で動作を試せます。

想定される質問を実際に打ち込んでみてください。答えがズレたら、ステップ3のInstructionsに戻って直す。この往復が、精度を上げる一番の近道です。

ステップ7:公開範囲を決めて保存

納得したら、右上の「Create(作成)」ボタン。公開範囲を3つから選びます。

  • 自分のみ(Only me): 自分だけが使う
  • リンクを知っている人(Anyone with a link): URLを渡した相手だけ
  • GPTストア(GPT Store): 世界中に公開

社内利用なら「リンクを知っている人」が現実的です。これで完成。お疲れさまでした。

手順は以上です。ただ、作れることと「使えるものが作れること」は別の話。次はスマホの話に移ります。

スマホ(iPhone / Android)でgptsは作れる?

結論から。スマホの公式アプリでは、gptsは作れません。ここは正直、不便なところです。

作れるのはPC(chatgpt.com)から。ただし、スマホでもブラウザ版でchatgpt.comを開けば、作成画面自体にはアクセスできます。とはいえ小さい画面で指示文を書き込むのは骨が折れます。現実的ではありません。

一方、使うのはスマホアプリで問題なくできます。PCで作ったGPTは、スマホアプリのサイドバーから呼び出して普通に会話できます。

つまり住み分けはこうです。

  • 作成: PC(ブラウザ)で
  • 利用: スマホアプリでも快適に

作るのは腰を据えてPCで。使うのは移動中にスマホで。この使い分けが一番ラクです。

作る場所がわかったところで、無料でどこまで触れるのかを整理します。

無料プランでできること・できないこと

「無料で試したい」という人は多い。でも期待しすぎると肩透かしを食らいます。ここを正確に。

無料プランでできるのは「他人が作ったgptsを使うこと」まで。GPTストアに公開された便利なGPTを検索して使えます。ここは無料でも十分楽しめます。

一方、できないのが「自分でGPTを作ること」。作成ボタンにたどり着けません。

できること無料Plus以上
公開済みgptsを使う
自分でgptsを作る×
知識ファイルを読ませる×
リンクやストアで公開する×

要するに、無料は「消費者」、Plus以上は「作り手」。まず無料で他人のGPTを触ってみて、「これは自分でも作りたい」と思ったらPlusへ。この順番が失敗しません。

作り手側に回ったとして、次は「何を作れば効くのか」です。

業務で効くgptsの活用アイデア

作り方を覚えても、用途が浮かばないと宝の持ち腐れ。効果が出やすい使い道を挙げます。

  • 社内FAQ対応: マニュアルPDFを読ませ、社員の質問に自動で答えさせる
  • コンテンツ作成: トーンやルールを先に決め、ブレない文章を量産する
  • 議事録の要約: 決まった形式で要点を整理させる
  • メール下書き: 定型の返信を、状況を伝えるだけで作らせる
  • データの整理: 決まったフォーマットで分析結果を出させる

最初の2つ、FAQとコンテンツ作成は、知識ファイルと指示文だけで完結します。外部連携の知識はいりません。まずはここから始めるのが現実的です。

社内の資料整理から手を付けたいなら、業務効率化に使えるAIツールもあわせて眺めると、gptsと役割分担の見当がつきます。

用途が決まったら、あとは「うまく作るコツ」です。ここで差がつきます。

gptsの作成で失敗しないコツ

同じ機能を使っても、できあがるGPTの質は人によって大きく変わります。分かれ目は2つ。

指示文(Instructions)は具体的に書く

一番大事なのがここ。「丁寧に答えて」では弱い。AIは解釈に迷います。

「敬語で、300文字以内、最後に必ず次のアクションを1つ提案する」。このくらい具体的に書きます。役割・口調・文字数・禁止事項まで決めると、答えが安定します。

抽象的な指示は、抽象的な答えしか返しません。

知識ファイルは絞って入れる

資料は多ければいいわけではありません。関係ないファイルを混ぜると、AIが的外れな箇所を引用し始めます。

用途にぴったりの資料だけを厳選する。これで回答のズレが減ります。

プレビューで必ず試してから公開する

作りっぱなしで公開しない。想定質問を5つほど投げて、答えを確認してから世に出します。

このひと手間が、あとで恥をかかないための保険です。

ここまでの整理: 作成にはPlus(月$20)が必要。PCで作り、スマホで使う。品質は「指示文」と「知識ファイル」の2つで決まる。無料は使う専用。この4点さえ押さえれば迷いません。

コツがわかったところで、多くの人が最後に気にする「お金になるのか」に触れます。

gptsの公開と収益化の現状

「作ったGPTでお金を稼げる?」。よく聞かれます。正直に言うと、期待するほど簡単ではありません。

OpenAIはGPTストアでの収益還元プログラムを打ち出してきましたが、対象や条件は限定的で、時期によって内容が変わってきました。誰でも公開すれば稼げる、という段階にはまだありません。

現実的な使い道は、収益化そのものより「業務効率化」と「社内配布」です。

  • 社内チームに配って、全員の作業時間を削る
  • リンク限定で顧客に配り、サポートを自動化する
  • 自分の作業を仕組み化して、毎日の手間を消す

つまり、gptsで直接お金を生むより、gptsで「時間を生む」ほうが現実的です。浮いた時間を本業に回す。これが一番リターンの大きい使い方です。

収益化の最新条件はOpenAI公式で変わります。作る前に公式ヘルプで確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q. gptsの作成は本当に無料プランでは無理ですか?

無理です。無料とGo($8)では、公開済みのGPTを使えても、自分で作ることはできません。作成には最低でもPlus(月$20)が必要です。ここは仕様上の線引きで、回避策はありません。

Q. プログラミングの知識は必要ですか?

不要です。指示文を日本語で書き、資料をアップロードするだけ。対話形式なら10分で1つ作れます。コードを書く場面は基本ありません。外部API連携(アクション機能)だけは少し専門知識が要りますが、FAQやライティング用途なら触らなくて大丈夫です。

Q. スマホだけでgptsを完結できますか?

作成はほぼ無理と考えてください。公式アプリでは作れず、スマホのブラウザ版は画面が狭くて実用的ではありません。作るのはPC、使うのはスマホアプリ、という住み分けが現実的です。

Q. 作ったgptsは他の人に見られますか?

公開範囲を自分で選べます。「自分のみ」なら誰にも見られません。「リンクを知っている人」ならURLを渡した相手だけ。「GPTストア」を選んだときだけ全公開されます。うっかり全公開しないよう、保存時に必ず確認してください。

Q. 知識ファイルにはどんな形式が使えますか?

PDF、テキスト、Word、Excelなど主要な形式に対応しています。社内マニュアルや商品カタログをそのまま読ませられます。ただし関係ない資料を混ぜると精度が落ちるので、用途に合うものだけ厳選するのがコツです。

編集部の評価

正直に言うと、gptsは「月$20の価値があるか」で評価が割れる機能です。

たまにしかChatGPTを使わない人には、はっきりオーバースペック。無料版で十分でしょう。

一方、毎日同じ指示文を打ち込んでいる人にとっては、これは重宝します。指示と資料を一度固めれば、あとは開くだけ。この「開くだけ」の快適さは、一度味わうと戻れません。ここは圧倒的です。

収益化に過度な期待をするのは、正直イマイチ。条件が限定的で、稼ぐ手段としてはまだ弱い。狙うべきは「自分と社内の時間を削ること」の一点です。

総じて、繰り返し作業がある人には一択でおすすめできます。まずは無料で他人のGPTを触り、「これ自分でも欲しい」と思ったらPlusへ。この順番なら、月$20を無駄にしません。

gptsを作る前に土台のChatGPTそのものをもっと使いこなしたいなら、ChatGPTの便利な使い方まとめを先に読むと、gptsで何を任せるべきかの見当が一気につきます。