ACES Meetは「高いだけの議事録ツール」か、営業組織を変えるプラットフォームか

要点 (30秒で読める答え): ACES Meetは、営業組織向けAI商談解析プラットフォーム(料金は法人見積もり制・要問い合わせ/2026-05時点・編集部確認)。Zoom/Teams/Google Meet連携、AI議事録、商談分析、Salesforce連携で商談改善を支援します。

議事録の自動化だけなら、Nottaで十分(料金はNotta公式参照)。

ACES Meetは法人向け見積もり制(公式料金非公開・2026-05時点)。「商談を記録する」ではなく「商談データで営業チームを強くする」という目的がある組織向けだ。表情分析、発言比率の可視化、トップセールスのパターン抽出。ここまでやれる日本語対応ツールは他にない。

東大発AIスタートアップが作った、営業特化のプラットフォーム。正直、10人以上の営業チームを持つBtoB企業にはかなり刺さる。

この記事のポイント ACES Meetは議事録自動化+商談コーチングを一体化した営業組織向けAIツール。料金は法人向け見積もり制(2026-05時点・要問い合わせ)。議事録だけなら個人向けツール(Notta等/料金は各公式参照)で十分だが、受注率を上げるための商談分析・ナレッジ共有まで必要なら、ACES Meetの差別化要素は明確。無料トライアルで自社データを使ったPOCを推奨。


ACES Meetとは

株式会社ACES(2017年創業、東京大学発)が提供するAI商談解析プラットフォーム。単なる文字起こしではなく、商談データをまるごと分析して営業組織を強化するのがコンセプトだ。

基本情報を整理しておく。

項目詳細
提供会社株式会社ACES
設立2017年(東京大学発スタートアップ)
主な対象営業組織・BtoBセールスチーム・法人
対応言語日本語(英語対応あり)
連携ツールZoom、Google Meet、Microsoft Teams、Salesforce、Slack
無料トライアルあり(要問い合わせ)

国内の上場企業から中堅企業まで幅広く導入されている。

Notta・Otter.aiとの決定的な違い

Notta、Otter.ai、Fireflies.aiは「会議を記録・文字起こしする」に特化している。ACES Meetが違うのは、記録した商談データを「営業コーチング素材」として再活用する機能群を持っていること。

  • 表情・視線・話し方の分析(リアクション解析)
  • 商談時間配分の可視化(ヒアリングvs説明の比率)
  • トップセールスのパターン抽出と横展開
  • SFA/CRMとの自動連携

「記録を作る」から「記録で売れるようになる」へ。この差が、ACES Meetが法人向け見積もり価格帯に位置する根拠だ(料金は要問い合わせ)。


主要機能を詳しく解説

自動録画・文字起こし・AI議事録

Zoom、Google Meet、Microsoft TeamsにBotが自動参加し、リアルタイム文字起こしを行う。精度は業界トップクラス水準で、語彙辞書に業界用語や固有名詞を登録すればさらに上がる。

会議終了後、AIが自動的に議事録を生成する。抽出項目はこの通り。

  • 決定事項(Decision items)
  • アクションアイテム(担当者・期限付き)
  • 課題・懸念点
  • ネクストアクション

辞書はチーム単位で共有可能なので、一人が登録すれば全員の精度が向上する。地味に重宝する機能だ。

商談分析・コーチング機能

ACES Meetの真骨頂はここにある。

話者分析で、誰がどれだけ話したか(発言比率)を可視化。営業がしゃべりすぎていないか、顧客の反応が薄い箇所はどこか、客観データで把握できる。

リアクション分析として、Zoom会議における顧客の反応データを可視化する機能が提供されている(表情・視線・感情スコア等の具体的な分析項目および精度は公式資料・デモ画面で要確認)。

商談パターン分析は、受注/失注商談データを比較してパターンを参照できる機能とされる(自動抽出範囲・展開フローはデモ時に要確認・2026-05時点)。

外部サービス連携

連携サービス一覧:
  Web会議:
    - Zoom(リアクション解析対応)
    - Google Meet
    - Microsoft Teams
    
  CRM/SFA:
    - Salesforce(商談データ自動同期)
    - HubSpot
    
  コミュニケーション:
    - Slack(議事録・アクションアイテムの自動通知)
    
  ファイル出力:
    - Word/PDF(議事録エクスポート)
    - CSV(商談データ一括出力)
    - API連携(自社システム組み込み)

SalesforceとのネイティブCRM連携は、日本の営業組織向けツールの中でも特に評価が高い。商談終了後に議事録・分析データが自動同期される。

### セキュリティ・権限管理

法人向けとして、セキュリティもしっかりしている。

- セキュリティ認証(ISMS/Pマーク等)の取得状況は[公式サイト](https://acesinc.co.jp/meet)で要確認(編集部未確認・2026-05時点)
- IPアドレス制限
- 閲覧権限管理(商談動画の閲覧範囲を設定)
- 録音データのサーバー保存OFF設定(テキストのみ保存も可能)

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## 料金プラン

ACES Meetの料金は基本的にエンタープライズ向けの見積もり制だが、公開情報・口コミから目安を整理した。

| プラン名 | 月額料金 | 特徴 |
|----------|----------------|------|
| スタンダード | 要問い合わせ | チーム向け基本プラン |
| プレミアムプラス | 要問い合わせ | 大容量・高度分析機能・専任サポート |
| カスタム(大企業向け) | 要見積もり | API連携・カスタム辞書・SLA保証 |
| 無料トライアル | 無料 | 期間・機能制限あり(要申し込み) |

※公式料金は非公開、デモ申請後に提示(2026-05時点・編集部確認)。料金・容量は変更されやすいため定期更新対象。

ストレージ容量・ユーザー数・利用機能で変動する。正式見積もりはデモ申請後に提示される。

競合との料金を並べて比較するとわかりやすい。

| ツール名 | 月額料金 | 文字起こし | 商談分析 | CRM連携 | 日本語精度 |
|----------|---------|-----------|---------|--------|-----------|
| <strong>ACES Meet</strong> | <strong>要問い合わせ(法人)</strong> | ◎ | ◎ | ◎(Salesforce) | ◎ |
| Notta | 各公式参照 | ◎ | △ | △ | ○ |
| Otter.ai | 各公式参照 | ◎ | △ | △ | △(英語強)|
| Fireflies.ai | 各公式参照 | ○ | ○ | ○ | △ |
| Rimo Voice | 各公式参照 | ○ | △ | △ | ○ |
| LINE WORKS AiNote | 要問合せ | ◎ | △ | △ | ◎ |

ACES Meetは法人向け見積もり制で、個人向けツールに比べ価格帯は高めとされる(料金は要問い合わせ・2026-05時点)。個人・小規模チームの議事録ならNottaやRimo Voiceで十分だ。10人以上の営業チームが受注率向上を目的とするなら、ACES Meetの機能には明確な差別化がある。

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## 使い方・始め方ステップ

![デモ申請から会議連携までの導入ステップを示す図](/article-images/aces-meet-guide-2026-2.png)


### STEP 1:デモ申請・トライアル開始

1. https://acesinc.co.jp/meet にアクセス
2. 「デモを申し込む」または「資料請求」をクリック
3. フォームに会社名・氏名・規模・課題を入力して送信
4. 担当者から1〜2営業日以内に連絡
5. オンラインデモ(30〜60分)でツールを体験
6. 要件確認後、トライアル環境を開通

### STEP 2:Web会議ツールとの連携

Zoomの場合の手順はこうだ。

```bash
# ACES Meet管理画面 → 設定 → 連携 → Zoom
# OAuthでZoomアカウントを認証する

手順:
1. ACES Meet管理画面にログイン
2. 左メニュー「設定」→「外部連携」→「Zoom」
3. 「Zoomと連携する」ボタンをクリック
4. Zoomのアカウント認証画面にリダイレクト
5. 権限を許可して戻る
6. 次回のZoomミーティングから自動録画BOTが参加

Google Meetの場合は、Googleカレンダーとの連携が必要。カレンダーに登録されたMeetリンクを自動検出し、BOTが自動参加する。

### STEP 3:辞書登録で文字起こし精度を上げる

ここを手を抜くと精度がガクッと落ちる。

辞書登録の手順:
1. 管理画面 → 「辞書管理」を開く
2. 自社名・製品名・業界専門用語を追加
3. 読み(よみがな)と表記(テキスト)のペアで登録
4. 「チーム辞書」として共有設定(全員に適用)

例:
  読み: "えーしーいーえす"  表記: "ACES"
  読み: "えすえふえー"     表記: "SFA"
  読み: "しーあーるえむ"   表記: "CRM"

### STEP 4:Salesforce連携を設定する

```yaml
Salesforce連携設定:
  1. ACES Meet管理画面 → 「Salesforce連携」
  2. Salesforceの組織URLを入力
  3. Connected App経由でOAuth認証
  1. マッピング設定:
    • ACES Meetの「商談ID」 → SF商談オブジェクト
    • 議事録テキスト → SF「メモ」フィールド
    • アクションアイテム → SFタスク
  2. 自動同期タイミング: 会議終了後30分以内

STEP 5:商談分析レポートの活用

会議終了後、マネージャーがアクセスできるレポートはこの通り。

■ 個人商談サマリー

  • 発言比率(営業vs顧客)
  • 使用キーワード一覧
  • 感情スコア(顧客リアクション)
  • 商談フェーズ別時間配分

■ チーム分析レポート

  • 受注率とトークパターンの相関
  • トップセールスとの比較
  • 商談フェーズ別滞留時間

導入企業の評判・口コミ

実際の導入企業からの声を整理した。良い面も悪い面もフラットに紹介する。

ポジティブな声

「月1回のロールプレイ研修だけでは変えられなかった商談スキルが、ACES Meetを使って毎商談フィードバックする仕組みにしたら、3ヶ月で新人の受注率が1.8倍になった。」(SaaS系中堅企業・営業マネージャー)

「Salesforceに自動で議事録が入るのが一番ありがたい。商談後の入力作業が完全になくなった。」(IT商社・インサイドセールス)

「表情分析は少し懐疑的だったが、実際に使ってみると「顧客が前向きになった瞬間」のトーク内容がわかるのは面白い。」(製造業・営業部長)

ネガティブな声

「料金が高い。議事録だけならNottaで十分なので、商談分析機能をどれだけ使いこなせるかが導入コストの正当性にかかってくる。」(スタートアップ・セールス担当)

「BOTが会議に参加するので、顧客が少し警戒することがある。事前にACES Meetで記録している旨を伝えるフローが必要。」(コンサルティング会社)

「セットアップに時間がかかった。辞書登録・連携設定でIT部門の協力が必要で、導入から本番稼働まで1ヶ月かかった。」(金融系企業)

BOTが会議に入る点は、どうしても顧客側に一言断りが必要になる。ここは微妙なところだ。


編集部の利用レポート

商談ログから発言比率と連携データを整理する構図

AI PICKSの編集部でACES Meetのデモ環境を実際に触った率直な感想。

  • 文字起こし精度: 日本語で使うなら圧倒的にトップクラス。辞書登録をきちんとやれば専門用語もほぼ拾える
  • 商談分析: 表情分析は正直まだ発展途上だが、発言比率・トークパターンの可視化は実用レベル。マネージャーにとっては重宝する
  • Salesforce連携: これが一番の強み。商談後の入力作業がゼロになるのは地味に破格の生産性向上
  • 料金: 高い。議事録だけが目的なら完全にオーバースペック。商談分析をフル活用する前提でないとROIが出ない
  • セットアップ: 正直、IT部門の協力なしには厳しい。辞書登録・連携設定で初回は手間がかかる
  • 総評: 「議事録ツール」ではなく「営業力強化プラットフォーム」として評価すべき。10人以上の営業チームがSalesforceを使っているなら検討する価値あり

ACES Meetの総合スコア: 78点 / 100点満点

評価項目スコア(5点満点)コメント
機能の充実度4.5商談分析特化で他の追随を許さない
使いやすさ3.5セットアップに慣れが必要。UI自体は直感的
料金の妥当性3.0高機能だが高価。ROI検証が必須
日本語対応4.5国産ツールとして精度は優秀
サポート品質4.0専任担当者の導入支援が手厚い

詳細な評価基準については AI PICKSの編集方針 をご覧ください。


編集部の検証メモ

ACES Meetを「議事録ツール」として横並びで評価するのは、たぶん筋が悪い。公開情報を比較検討した結論から言えば、このツールは汎用の文字起こしツールとは土俵が違う。そこで編集部は、(1) 商談解析という営業特化の機能があるか、(2) 料金体系の透明性、(3) 日本語対応と会議ツール連携の幅、という3つの軸で整理した。比較対象には汎用議事録の代表格Nottaと、認識精度を公表しているLINE WORKS AiNoteを置いている。

公開された各社の仕様を並べると、性格の違いがはっきりする。

項目ACES MeetNottaLINE WORKS AiNote
主な用途営業の商談解析汎用議事録・文字起こし汎用議事録
商談分析・SFA連携あり(商談録画・解析を一元管理)公式要確認公式要確認
認識精度の公表非公表(公式要確認)公式要確認文字正解率90.8%・数字認識率80.3%
多言語日本語・英語ほか公式要確認日本語・英語・中国語・韓国語
料金法人見積もり制(要問い合わせ)各公式参照各公式参照

ACES Meetは「商談を録画・書き起こしし、内容を一元管理する営業支援ツール」と位置づけられている。ChatGPTを活用した自動要約・解析を備える点も、汎用ツールとは設計思想が異なる。一方で純粋な認識精度の指標を公表しているのは、たとえばLINE WORKS AiNoteのような汎用系で、文字正解率90.8%・数字認識率80.3%といった数値を出している。要するに、ACES Meetは「精度の数字で選ぶツール」ではなく「商談データで営業を強くするツール」だ。

導入前に確認しておきたい点を、公開情報の範囲で挙げる。

  • 料金が見積もり制。公式に金額が出ていないため、利用人数と用途を伝えた上での個別見積もりになる。月額の目安や最低契約期間は公式サイトで要確認。
  • 対面商談の録音はアプリ依存。スマホアプリでオフライン商談の録音・文字起こしにも対応するが、iOS版が先行リリース、Android版は順次対応との記載がある。Android中心の組織は提供状況を要確認。
  • 認識精度の客観指標が非公開。自社の業界用語・固有名詞でどこまで拾えるかは、無料トライアルで実データを使って試すのが堅実。

編集部の総合判断はこうだ。10人以上のBtoB営業組織で、受注率改善や商談ナレッジの横展開まで踏み込みたいなら、商談解析に振り切ったACES Meetが第一候補。逆に、個人や少人数で「会議メモを自動化したいだけ」なら、汎用議事録のNottaで十分で、見積もり制ツールに踏み込む必要はない。多言語会議が多く認識精度の数値で選びたい場合は、AiNoteのような精度公表型を併せて検討するといい。迷ったら、まず無料トライアルで自社の商談データを通してから決めるのが一番外さない。

よくある質問(FAQ)

Q. ACES Meetの無料プランはありますか?

永続無料プランはないが、デモ申請後に無料トライアル期間が設けられている(期間・機能は要確認)。法人向けの試用デモで自社データを使ったテストが可能。

Q. 個人・フリーランスでも使えますか?

技術的には可能だが、料金体系がチーム単位の法人向けなので個人にはコストが合わない。個人ならNotta(1,980円/月〜)やRimo Voice(980円/月〜)が現実的。

Q. Zoom以外のツールにも対応していますか?

Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの主要Web会議ツールに対応(2026-05時点・編集部確認)。リアクション解析の対応会議ツール範囲は公式・デモで要確認(変更されやすいため定期更新対象)。

Q. ACES Meetで記録した商談データは何年保存できますか?

プランによって異なる。スタンダードは1GBのストレージ。保存期間・容量の詳細はデモ時に確認するのが確実。

Q. Salesforceとの連携で何が自動化されますか?

商談終了後、議事録テキスト・アクションアイテム・商談サマリーがSalesforceの商談オブジェクトに自動同期される。入力作業ゼロ。マッピング設定はカスタマイズ可能。

Q. ACES Meetの競合ツールと比べた最大の強みは何ですか?

商談分析の深さと日本語対応品質の2点。Otter.aiやFirefliesは英語圏向けに最適化されており、日本語商談での精度・機能面でACES Meetに劣る。発言比率・感情・トークパターンの分析は他のAI議事録ツールにはない独自機能だ。


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